さて、ブラック企業を見分ける求人票の見方の2回目です。
今回は“賃金”に係ることについて考えてみます。
本ブログを運営する“キャリえもん”と申します。
進学・就職・転職・採用等をテーマにブログを運営しております。
みなさんとって、当ブログが少しでも有益なものであれば幸いです。
1 総額より、基本給を見ましょう♪
一般的に賞与(ボーナス)は基本給×月数で決まります。
ということは、当然 基本給が高ければ、賞与も良くなります。
逆に手当が多い場合、特に皆勤手当とか能力手当とか今一つ謎な手当が多い場合、ただボーナスを値切りたいだけかもしれません(;゚Д゚)
ここでのポイントは、ボーナスの総額ではなく、こういった企業の姿勢です♪
そういった理由から、基本給の総額に占める割合はチェックするべきです。
金払い激シブな会社は、結構ブラック率高めです。
因みに、ホワイトな企業は、求人票に載ってない手当も結構あったりします(;゚Д゚)
2 初任給の金額は基準内かを判断しましょう♪
新卒の給料は“まだ稼いでいなくて、貰える”給料です。
冷静に考えれば、こんなのが極端にいい理由があるはずありません。
初任給が極端にいい場合、なにかあると考えてみるべきです。
極端に離職率が高く、馬のニンジンが如くぶら下がっているものかもしれません!?
固定残業制度だったり、年棒制でボーナスがかったりで、月給が高く見える場合もあります。
また、極端に低いところもパスした方がいいです。
上にも書きましたが、ブラックな企業の大半は、給料の支払いは激シブです。
因みに、こんな企業に限って「うちは給料いっぱい払って、いい会社だ~」って言ってますので、ご注意を♪
新卒の給料は、能力や実績が考慮されていないものですから、ほぼ一定になります。
もちろん業種や地区で差が出ます。
大都市圏で20万円±2万円、地方で19万円±2万円程度で考えておくといいでしょう。
※2021年現在の相場です
中途の方にとっても、企業の“素”を知る意味で、初任給は大変参考になると思います♪
3 固定残業制や変形労働時間制など
“固定残業代”含むといったケースがあります。
これはあらかじめ決められた時間の残業代を含むといった意味です。
例えば、“固定残業代25,000円(時間外勤務10時間分)”といった具合です。
この場合、残業が10時間以下でも25,000円は支払われますし、10時間超えればその分の残業代は支払われるのがルールです。
企業のメリットは、時間外労働の管理に必要なコストがカットされることのみです。
これだけ見ると、労働者にもメリットがあるように見えます。
でも、これって1日8時間労働ではないって明記しているのと同じです。
1日8時間労働で済む企業なかなかりませんが、最初から目標を諦めているのはいかがなものでしょうか?
無駄な残業体制が身についている可能性ありですよね!?
また、10歩譲って、“固定残業代25,000円(時間外勤務10時間分)”程度ならまだいいかも知れません。
ただ、“固定残業代○○○円(時間外勤務40時間分)”なんて感じなものもありますので、注意した方がいいお思います。
平均で40時間は、結構厳しい働き方ですよ(;゚Д゚)
次に変形労働時間制度です。
これは、月単位などで調整するものです。
業種によっては必須なものですから、これがすべてブラックだとは言いません。
ただ、この変形労働時間制度を採用する企業は、深夜勤務が多くなる傾向があります。
深夜勤務は一般に給料高めですが、身体きつめです。
多分、普通の方が思っているよりもきついです。
少なくとも私はそうでした(汗)
しっかりとした目的がない方は、避けた方が無難です。
更に、変形労働時間制をとっている企業の中には、深夜にかかる仕事なのに対して賃金が大して高くない企業もあったりします。
こうなると百害あって一利なしですから、要注意です♪
個人的には、選べるのであれば変形労働時間制度の企業が避けた方が無難とは思っております。
あと、働き方としては“裁量労働制”というものがあります。
要は、大学教授のような“自分に労働の裁量があるから、時間外手当はなしです♪”っていった制度です。
この制度は、SEなどにも認められています。
そして、私が見つけた某企業の求人は、新卒もSEということで裁量労働制を採用しておりました。
一体、何の裁量があるのでしょうね?
興味深々です(^^;)
まあ、私が、この企業を学生さんにマッチングすることはないと思います♪
以上、「ブラック企業を避ける求人票の見方② ~給料編」でした。
次回は「ブラック企業を避ける求人票の見方③ ~お休みと勤務体系編」を書いてみる予定です。
それでは(^^)
(追伸)
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