さて、40~50歳以降の転職です。
転職しまくりました私ですが(^^;)、さすがこれは未経験です。
ただ、現在の職場で有期雇用職員(≒嘱託職員)の採用に関わることがありますので、採用する方の立場から、この問題を考えてみることにします。
本ブログを運営する“キャリえもん”と申します。
進学・就職・転職・採用等をテーマにブログを運営しております。
みなさんとって、当ブログが少しでも有益なものであれば幸いです。
今回のお話ですが、シニアで転職・再就職を考える方はもちろん、現在ミドル世代で定年後のキャリアプランを考えている方にも、是非読んで欲しいと思います♪
さて、シニアの転職・再就職です。
個人的には、超難関かと感じています。
現在の職場(某国公立大学)では、就職課勤務の有期雇用職員(嘱託職員)の採用に関わる立場におります。
そして、よくマスディアで“高齢化社会”という言葉も良く聞きますし、時代を先駆けするつもりでシニアの積極採用をしたことがあります。
しかし、残念ながら上手くはいかず、ヤング~ミドル世代の採用に切り替えざるえませんでした。
一方、私の職場でも別部署では上手くやっているシニアもいます。
さて、何が違うのでしょうか!?
今回は、この比較を通してシニアの転職を考察してみます。
ただ、あくまで私の職場内での考察ですから、全てが当てはまる訳ではありません。ご参考程度に読んで頂ければOKです。
1 上手く行かない理由
上記のとおり、複数名 シニア世代を雇いましたが上手く行きませんでした。
雇用期間満期を待たずに辞めてしまうのです(涙)
さて、何故なのでしょうか?
要因は、人間関係でした。
他の職員との関係が悪化してしまうのです( ゚Д゚)
見たところ、こんな感じです。
・仕事が上手くいかない
職種的には、学生相談対応や企業対応をやってもらいました。
また、これにかかる事務作業 すなわちPC業務も付随します。
一つとして、これが上手く行かないのです。
遅いし、不正確なのです。
最初は他の職員が丁寧に教えるのですが、なかなか上手くいきません。
最後には、他の職員がPC作業を肩代わりします。
当然「シニアでしっかり給料貰っているのに、なんで!」って思う職員も出てきます。
こんなところから不況和音が始まります。
採用時にPCスキルに関する確認はしていますが、面接時に口頭で確認する程度なので、スピードや正確性まではわかりません。
では、PC作業は他の人に任せる前提で採用すれば、といった意見もあると思います。
役員クラスであれば、それでOKですが、一般事務職員でそんなことを考えていては、仕事が回らなくなります(涙)
例外はいるにしろ、基本シニアには事務作業は、適正的に厳しいと考えます。しかし、事務作業を伴う求人が結構あるのが困ったところです。
・“その他”の業務に手を出さない
決められた仕事以外、やらない傾向がありました。
これは、ちょっと意外な気がしました。
例えば、電話をとるとか、飛び込みの来客を対応するとか、etc…。
でも、シニアの場合 前職で役付きの場合もあります。
少し前までは、そんな事は部下がやってくれたのだと思います。
仕事が変わり給料が下がっているのに、“何でそんなことまで”って無意識で考えてしまうかもしれません。
そして、それらの雑務は“他の誰か”が対応することになるのです。
そして、その“他の誰か”は、かつての部下ではありません。
全く同じ立場なのです。
当然、不満が募ります。
これもPC作業と一緒で、採用の際「雑務は一杯ありますが、大丈夫ですか?」って聞いていますが、やると言ってもやれない方が多いのです(涙)
結局、こんなところから人間関係が崩れます。
そして、そんな職場は辛いだけです。
残念ながら、離職へと繋がってしまいます(涙)
2 上手くいっている人
一言で言えば、コネがある人です。
もう少しくだいて言えば、職場との人間関係にコネクションがある方です。
例えば、かつての上司の同僚とかといったパターンです。
この場合、他の職員と立場が同じではありません。
≒上司です。
多少、事務作業に難があろうが、雑務をやらなろうが、人間関係はこじれにくいのです。
なお、コネのある人・ない人で仕事の能力は大きく変わらないと思います。
加齢と共に事務作業の効率が落ちたりするのは、仕方のないことと考えます。
ですから、それを含め受け入れてくれる職場がベストなのです。
でも、誰もが、そんなコネを持っている訳ではありません。
因みに、私もその一人です(^^;)
さらに、シニアの求人は、絶対数が多くありません。
私が面接した方の中でも、何社受けても受からない、こんな状況が1年以上続いているというシニアの方が普通におります。
そして、こういった方のほとんどは“特段な問題はない”方々でした( ゚Д゚)
妥協せざるを得ない背景が存在します。
でも、妥協しても人間関係を始め、色々な問題が発生する可能性があります。
ここで一つ提案です。
“起業”も視野に入れてみては、いかがでしょうか。
起業といっても、個人商店レベルのお話です。
高収入を期待するものではありません。
これをシニア世代へ勧める理由を3つあげます。
・多くの収入を必要としない
子供も無事就職、家のローンも返済完了。
そして、大なり小なりはあっても退職金が貰え、年齢によっては年金も貰えるはずです。
ですから、そんなに多くの収入はいらないはずです。
そうであれば、起業する難易度もぐっと下がるはずです。
・リスク管理ができる
起業で怖いのが、失敗して借金等を背負ってしまうことです。
幸い、シニア世代には色々な経験がありますから、この辺りが体験的に分かっているはずです。
若い方よりは、ローリスクで起業できると思います。
・起業のネタを持っている
50歳でも、約30年間の社会人経験があります。
その中には、“起業のネタ”がきっとあるはずです。
ないと思っている方、たぶんそれは“ない”ではなく“気づいてない”だけかもしれませんよ♪
上記のとおり、私も“コネ”なんてないタイプの人間です。
ですから、将来的には“起業”を考えています♪
具体的には、“ネットを使ったキャリア相談”です。
そうです、このブログは将来の起業に向けたPRというか、調査といった意味合いで始めたものなのです(^^;)
上記のとおり、起業を勧めてみましたが、当たり前ではありますが、そんな簡単なものでもないと思います。ですから、時間のあるミドル世代のうちに色々準備を始めることをお勧めします♪
なお、起業といってもコンビニ等のフランチャイルズは、お勧めしません。
開業時の資金がかかりすぎですし、起業といっても本部が上司なようなものですから、起業の面白味も薄れてしまうと考えるからです。
以上、「年代別に転職を考えました♪(シニア編)」でした。
次回は、「キャリアは偶然が支配する!? クルンボルツ先生の理論を考える♪」です。
それでは(^^)
(追伸)
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