ネット・キャリア相談所

「長く勤めることが出来る就職」をポリシーにライフワークバランスを重視したい20~30代の”会社選び”を支援しています。本ブログでは、これに役立ちそうな情報を週1回発信しています♪

年代別に就活を考えました♪(その③ シニア編)

さて、40~50歳以降の転職です。
転職しまくりの人生を送っている私ですが(汗)、さすがこれは未経験です。
ただ、現在の職場で職員採用に関わることがありますので、採用する方の立場から、この問題を考えてみることにします。

 

本ブログを運営するネット・キャリア相談所と申します。

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進学・就職・転職・採用等をテーマにブログを運営しております。
みなさんとって、当ブログが少しでも有益なものであれば幸いです。

 

目次

 

 

イントロダクション

まず今回のお話ですが、シニアで転職・再就職を考える方はもちろん、定年後のキャリアプランを考えている方にも、是非読んで欲しいと思います♪

さて、シニアの転職・再就職です。
個人的には、超難関かと感じています。

現在の職場(某国公立大学)では、就職課勤務の有期雇用職員(嘱託職員)の採用に関わる立場におります。
マスディアで“高齢化社会”という言葉も良く聞きますし、時代を先駆けするつもりでシニアの積極採用をしたことがあります。
しかし、残念ながら上手くはいかず、ヤング~ミドル世代の採用に切り替えざるえませんでした。

一方、私の職場でも別部署では上手くやっているシニアもいます。
さて、何が違うのでしょうか!?

今回は、この比較を通してシニアの転職を考察してみます。
ただ、あくまで私の職場内での考察ですから、全てが当てはまる訳ではありません。ご参考程度に読んで頂ければ幸いです。

 

1 上手く行かない理由

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上記のとおり、複数名 シニア世代を雇いましたが上手く行きませんでした。
雇用期間満期を待たずに辞めてしまうのです(涙)
さて、何故なのでしょうか?

要因は、人間関係でした。

他の職員との関係が悪化してしまうのです( ゚Д゚)
見たところ、こんな感じです。

1)事務作業の問題

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職種的には、学生相談対応や企業対応をやってもらいました。
また、これにかかる事務作業 すなわちPC業務も付随します。
一つとして、これが上手く行かないのです。
遅いし、不正確なのです。

最初は他の職員が丁寧に教えるのですが、それでも なかなか上手くいきません。
最後には、他の職員がPC作業を肩代わりします。当然「シニアでしっかり給料貰っているのに、なんで!」って思う職員も出てきます。
こんなところから不況和音が始まります。

採用時にPCスキルに関する確認はしていますが、面接時に口頭で確認する程度なので、スピードや正確性まではわかりません。
では、PC作業は他の人に任せる前提で採用すれば、といった意見もあると思います。
役員クラスであれば、それでOKですが、一般事務職員でそんなことを考えていては、仕事が回らなくなります(涙)

例外はいるにしろ、基本シニアには事務作業は、適正的に厳しいと考えます。しかし、事務作業を伴う求人が結構あるのが困ったところです。

2)積極性の問題

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決められた仕事以外、やらない傾向がありました。
例えば、電話をとるとか、飛び込みの来客を対応するとか、etc…。
これは、ちょっと意外な気がしました。

でも、シニアの場合 前職で役付きの場合もあります。
少し前までは、そんな事は部下がやってくれたのだと思います。
仕事が変わり給料が下がっているのに、“何でそんなことまで”って無意識で考えてしまうかもしれません。

そして、それらの雑務は“他の誰か”が対応することになるのです。
そして、その“他の誰か”は、かつての部下ではありません。
当然、不満が募ります。

これもPC作業と一緒で、採用の際「雑務は一杯ありますが、大丈夫ですか?」って聞いていますが、やると言ってもやれない方が多いのです(涙)

結局、こんなところから人間関係が崩れます。
そして、そんな職場は辛いだけです。
残念ながら、離職へと繋がってしまいます(涙)

 

2 上手くいっている人

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一言で言えば、コネがある人です。
もう少しくだいて言えば、職場との人間関係にコネクションがある方です。
例えば、かつての上司の同僚とかといったパターンです。

この場合、他の職員と立場が同じではありません。
かつての上司です。
多少、事務作業に難があろうが、雑務をやらなろうが、人間関係はこじれにくいのです。

加齢と共に事務作業の効率が落ちたりするのは、仕方のないことと考えます。
ですから、それを含め受け入れてくれる職場がベストなのです。

しかし、誰もが、そんなコネを持っている訳ではありません。
因みに、私もその一人です(^^;)

さらに、シニアの求人は、絶対数が多くありません。
私が面接した方の中でも、何社受けても受からない、こんな状況が1年以上続いているというシニアの方が結構おりました。
そして、こういった方のほとんどは“特段な問題はない”方々なのです。

 

3 シニアの転職は偶然の出会いを期待する?

上記の通り、シニアの転職は大変です。どうしても やらざる得ないのであれば長期戦覚悟で、クルンボルツ先生が提唱する”偶然”の出会いを期待するしか、私には思いつきません。

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それでも、色々妥協せざるを得ない可能性は大です。しかし、妥協しても人間関係を始め、色々な問題が発生する可能性があります。
アルバイト的なものでも問題がないのであれば、シルバー人材センターなど同世代が集まるような職場が、比較的問題が起きにくいかもしれないです!?

 

4 起業も視野に入れてみる

ここで一つ提案です。
起業”も視野に入れてみては、いかがでしょうか。
起業といっても、個人商店レベルのお話です。今流行りの、スモールビジネスというもので、高収入を目的にしたものではありません。
これをシニア世代へ勧める理由を3つあげます。

1)多くの収入を必要としない

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子供も無事就職、家のローンも返済完了。

そして、大なり小なりはあっても退職金が貰え、年齢によっては年金も貰えるはずです。
ですから、生活に多くの収入はいらないはずです。
そうであれば、起業する難易度もぐっと下がるはずです。

2)リスク管理ができる

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起業で怖いのが、失敗して借金等を背負ってしまうことです。
幸い、シニア世代には色々な経験がありますから、この辺りが体験的に分かっているはずです。
若い方よりは、ローリスクで起業できると思います。

3)起業のネタを持っている

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50歳でも、約30年間の社会人経験があります。
その中には、“起業のネタ”がきっとあるはずです。
ないと思っている方、たぶんそれは“ない”ではなく“気づいてない”だけだと思います。

ただ、当たり前ではありますが、起業もシニア転職と同様、簡単なものではありません。十分準備してから、始めることをお勧めします。

なお、起業といってもコンビニ等のフランチャイルズは、お勧めしません
開業時の資金がかかりすぎですし、起業といっても本部が上司なようなものですから、起業の面白味も薄れてしまうと考えるからです。

 

まとめ

それでは、シニアの就活をまとめます。

・超難関なので、出来れば避けたい
・”コネ”のある職場があれば、そこが良い
・転職するならば、長期戦覚悟で”偶然”の出会いに期待する
・起業も視野に入れて検討する

上記のとおり、超難関であり避けたいシニア転職ですが、当相談所で求職支援を承っています。一人で悩むよりは、前向きな活動が出来ると思いますので、気になる方は、ぜひご利用下さい。

以上、「年代別に就活を考えました♪(シニア編)」でした。

それでは(^^)

 

(追伸)

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