ネット・キャリア相談所

「長く勤めることが出来る就職」をポリシーにライフワークバランスを重視したい20~30代の”会社選び”を支援しています。本ブログでは、これに役立ちそうな情報を週1回発信しています♪

過労死と業種の相関性について(;゚Д゚)

電通の過労死事件以来、ブラック企業を意識する方が明らかに増えました。
それは、そうです。
生きるために働いているのに、違法にすり潰されて、結果命まで失うなんて、あってはならないことだと考えます。

先日、厚生労働省のホームページに過労死の調査結果がアップされておりましたので、今回はこれについて述べていきます。

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本ブログを運営するネット・キャリア相談所と申します。

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進学・就職・転職・採用等をテーマにブログを運営しております。
みなさんとって、当ブログが少しでも有益なものであれば幸いです。

 

目次

 

今回のターゲット

これから就活する大学生&転職希望者、これから就職活動する全ての方に読んで欲しい内容です♪

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イントロダクション

さて、過労死です(;゚Д゚)
最初に勤めた企業が結構ブラック系でしたので、他人事には感じることは出来ません。

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業務中に、

仕事が出来ないなら死ね」とか、

倒れても、引きずり起こしてやりから安心しろ」とか、

色々言われました(涙)

残業も月200時間は超えていましたし、かなり精神は病みました…。

これが、人生最初の会社でしたから、

こんなのが40年も続くの無理!!!!

って考えたら、会社辞めてました(涙)

しばらく働くことが出来ないような精神的ダメージが残りましたし、今でも影響が残っていないとは断言できません…。

でも、もうサラリーマンを30年近くやりましたが、こんな酷い状況はこの時だけでしたので、まあババを引いたようなものだったのかも知れませんね(;゚Д゚)

そんな経験もあってか、私は過労死には超絶反対の立場ですし、正直殺人罪が適用されて欲しいと本気で考えています(;゚Д゚)

そうは言っても、過労死が出たところで企業は大した罪には問われません。

つまるところ、自分の身は自分で守るしかないのです。

そんな事を考えておりましたら、厚生労働省で過労死調査の情報がアップされておりました。

www.mhlw.go.jp

今回は、この紹介となります。

 

過労死等のパターン

厳密には『令和2年度「過労死等の労災補償状況」』というものです。

この中では、過労死パターンを3つに分類しています。

1 脳・心臓疾患に関する事案
2 精神障害に関する事案
3 裁量労働制対象者に関する労災補償状況

おそらく当ブログの読者には「裁量労働制対象者」(≒大学教員など)に当たる方は少ないと思いますし、発生件数自体も少ないので、今回は1と2に注目して説明していきたいと思います。

 

1)脳・心臓疾患に関する事案

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過重な仕事が原因で発症した脳・心臓疾患における労災の請求は約800件ありました。

この業種のランキングが載っておりますので、

 1位 道路貨物運送業(118件)
 2位 その他の事業サービス業(61件)
 3位 総合工事業(44件)
 4位 社会保険社会福祉・介護事業(40件)
 5位 職別工事業(設備工事業を除く)(38件)

上記のとおり、1位はぶっちぎりで「道路貨物運送業です。
ネット通販等が増えた影響でしょうか?

また、3位と5位は建設系が分かれて入っております。合わせれば、1位とそれほど変わりません(;゚Д゚)

因みに、2位の「その他の事業サービス業」は何のことだか今一つ分かりませんでしたので、Google先生に聞いてみました(汗)。
Google先生曰く、「主としてビルなどの建物を対象として清掃,保守,機器の運転,その他維持管理についてサービスを提供する事業所をいう。 建物の消毒及び白ありなどの害虫駆除を行う事業所も本分類に含まれる」とのことです。
まあ、ビル管理業務ということでしょうか!?

 

2)精神障害に関する事案

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事による強いストレスが原因で発病した精神障害に関する労災の請求は約2,000件ありました。上記1の2.5倍です(;゚Д゚)

 1位 社会保険社会福祉・介護事業(275件)
 2位 医療業(209件)
 3位 道路貨物運送業(101件)
 4位 情報サービス業(76件)
 5位 その他の小売業(69件)

もう、福祉&医療がぶっちぎりの2トップです!
この業界に勤める方は、まず自分の精神を鍛える必要があるかもです(涙)

また、ここでも”道路貨物運送業”はランクインしておりますし、” 情報サービス業”や” 小売業”といった昔からブラックイメージがある業種もランクインしております。

 

まとめ

「上記の業種に就職するな!」と言いたい訳ではありません。
その仕事が好きなら、迷わず進むべきでしょう。
同業界でも、しっかりした企業は必ずあります。

多分、一番迷惑しているのは“真面目にやっている同業種の企業”なのです。

ただ、同業種が確率的にブラック企業が多いことは間違いないと思います。
ですので、こんな感じで考えてみてはいかがでしょうか!?

・好きでないなら、この業界には行かない
・好きで行くなら、同業他社をいっぱい比較して決める

さて、いかがでしょうか!?
皆さんの仕事選び・会社選びの参考になれば幸いです♪

以上、「過労死と業種」についてでした。

次回は、「”どうしてもやりたい事”というパワーワード(;゚Д゚)」について考えてみます♪

 

それでは(^^)