度々目にする飲食業界のハラスメント記事ですが、今回もなかなか凄いのが出てきました。
顔面スタンガンって…、堅気の世界の話とは思えません(;゚Д゚)
まあ、社長側は、この話を否定しておりますので、真意のほどはこれからって事だとは思いますが…。
ということで、今回は飲食業界の労働問題について考えていきたいと思います。
本ブログを運営する“キャリえもん”と申します。
進学・就職・転職・採用等をテーマにブログを運営しております。
みなさんとって、当ブログが少しでも有益なものであれば幸いです。
今回のターゲット
どちらかと言えば雑談的な内容なので特段のターゲットはいないのですが、飲食業界に就職しようと考えている方は、一度目を通して欲しい内容です。
イントロダクション
私、今まで専門学校や大学で就職あっ旋をしてきた経歴があります。その経験の中で、卒業後 一番離職の相談を受けたのは飲食業界、特に“居酒屋”業界です。
居酒屋業界の労働問題と言えば、ワタミやモンテローザ(白木屋など)が有名ですが、私が相談を受けた学生が勤めた企業はそれ以外です。つまり、業界全体のブラック度が高いと推定出来る訳です。
ですから、私からは勧めませんし、あっ旋もしません。
でも、一定数この業界に行きたがる学生もいます。本人の希望ですから止めたりは出来ませんが、結構早々に離職してしまうケースが多いです(涙)
もちろん例外もあるのでしょうが…。
今回は、この飲食業界について整理していきます。
1 労働問題の事例
1)ワタミ
パワハラと言えば、こんな感じの元社長渡邉美樹氏のパワハラ発言が有名ですね(;゚Д゚)
「ビルの8階とか9階で会議をしているとき、『いますぐ、ここから飛び降りろ!』と平気で言います」
平気で言っていいこととは思えないのですが…。
そんな会社でしたから、2008年には入社2か月の新入社員が過労死してしまうといった衝撃的な事件も起こっています。
【過労死の国・日本-労組の存在意義】(3)入社2カ月で過労自殺した「ワタミ」の26歳女性社員…手帳に「気持ちが沈む。早く動けない。誰か助けて」(2/4ページ) - 産経ニュース
ネットでは、現在はホワイト企業になったといった情報もありますが、真実はいかに!?
まあ、私はお勧めしませんが(汗)
2)モンテローザ
ワタミの事件以前は、モンテローザの方が“ブラック”といった意味では有名だったと記憶しています。
そして、こちらもやはり過労死問題が起きています(;゚Д゚)
残業100時間以上 真面目な居酒屋店長はこうやって死んで行った | FRIDAYデジタル
53歳の店長だったそうです。働き盛り、大黒柱を失った家族のことを思うといたたまれない気分になります。
3)地元の飲食店のびっくりした求人
上記の2社は居酒屋業界の大メジャーですが、ブラックな会社は他にもあります。
私の勤めている地方のハロワの求人(大卒新人)で、こんな感じのものがありました。
・初任給:15万円台(大卒ですよ(;゚Д゚))
・年間休日数:90日台(年間ですよ(;゚Д゚))
・3年離職率:100%!!
ある意味、正直に書いてくる勇気に感心しました。ただ、これで入社する方がいるのかどうかは心配ではあります(;゚Д゚)
2 上手い事いって入社させるがすぐにやめてしまうイメージ
私が、この業界に持っているイメージで一番強いものは「長時間労働&安月給」です。
しかし、結構この業界に行きたいという学生さんは一定数います(;゚Д゚)
何故でしょう?
それは、人事(スカウト!?)の話がとても上手なケースが多いのです。将来は独立して云々といった話等、夢や希望を織り交ぜた話が上手いといったイメージがあります。
この業界を志望した学生に話を聞くと、最初からこういった業界を志望しているというよりも、色々な業界の会社説明会に参加しているうちに、その一つとして興味をもいってといったケースが多かったと記憶しています。
でも、そうして入社した学生さんも、早期に離職して学校(私の勤め先)に相談に来るケースは多かったと記憶しています。
3 統計データによる検証をしてみました♪
上記のようにブラック度が高い飲食業界ですが、統計的にはどうなのでしょうか?
厚労省のデータがありますので、離職率と労災<精神障害>見てみます。
1)離職率
飲食業界は「宿泊業・飲食サービス業」に該当します。
見てお分かりのとおり、離職率は圧倒的1位でした(;゚Д゚)
因みに、入職率も高く、人材が流動的な業界であることが分かります。
2)労災<精神障害>
業種<中分類>の飲食店が、該当します。
ランキングはされているものの9位と思ったほどではなかったのが、意外ではあります
離職率が高いので、心を病む前に辞めてしまっているといったことなのでしょうか!?
また、飲食業から上は、確かにストレスの溜まりそうな業種が連ねております。ストレス体制の低い方は、こういった業界は避けた方が無難かもしれませんね(汗)
4 この業界に希望すること
ただ、この業界の全ての企業が”ブラック”とは思えません。良い企業もあるはずです。そういった企業は、ぜひ積極的なPRをして欲しいと思います♪
まとめ
飲食業界には色々問題もあると思いますが、この業界ならではの魅力もあると思います。ですから、入社する企業を選ぶ時は十分な下調べをすることをお勧めします。
以上、飲食業界の問題点についてでした♪
次回は、「ストレス耐性と業種の選択」についての予定です♪
それでは(^^)
(追伸)
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