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「長く勤めることが出来る就職」をポリシーにライフワークバランスを重視したい20~30代の”会社選び”を支援しています。本ブログでは、これに役立ちそうな情報を週1回発信しています♪

業務用厨房機器の営業はブラックなのでしょうか!?

もう10年以上前の話です。私は専門学校に勤務しており、学生さんの就職あっせんなどしておりました。

その頃、ホシザキや大和冷機工業など業務用厨房機器の営業職については、あまりいい噂を聞きませんでした。今で言うところの“ブラック企業”といったところです(;゚Д゚)

ただ、ここ数年、ホシザキなどは随分ホワイトになった等のお話も聞きます。

ということで、今回は“業務用厨房機器の営業職”について考えてみることにしました。

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本ブログを運営する“キャリえもん”と申します。

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進学・就職・転職・採用等をテーマにブログを運営しております。

みなさんとって、当ブログが少しでも有益なものであれば幸いです。

 

今回のターゲット

新卒・中途を問わず、これから就職活動をする方、特に営業職に興味のある方に見て欲しい内容となります。

 

イントロダクション

先日、某医療機器メーカーの採用担当者と雑談をしていた時のお話です。

MR(医療機器の情報の営業)職の中途採用している時に、結構業務用厨房機器の営業の方が応募されていたようです。

そんな中の1人が17時頃に採用面談を受けたあと「これから飛び込み営業に行ってきます」と言って面接会場を後にしたそうです。

採用担当者の方は、この時「業務用厨房機器の営業はブラックだなぁ」といった印象を強く持ったとのことです。

そんな会話をしたことで、業務用厨房機器の営業職が、

 ・少し前までブラックと言われていたこと

 ・最近、改善されたと言われていること

を思い出し、今回ブログにまとめることにした訳です。

それでは、早速本題に入ります。

なお、本ブログに用いた数値はいずれもリクナビ2023及びマイナビ2023のものを参考にさせて頂きました。

 

 

1 比較する会社は、この3つです

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まずは、この業界の代表と言えるホシザキと大和冷機を比較しようかと考えました。ただ、新卒の採用人数を比べるとホシザキの方が極端に少ないのです。

 ・大和冷機 200人ぐらい/年

 ・ホシザキ 30人ぐらい/年

会社の規模はそこまで変わりないはずです。

そういえば、ホシザキはブロック毎に支社があり、営業職はそこが主力になっている感じなので、私が住んでいる地区の支社であるホシザキ東北にも比較していきたいと思います。因みに、ホシザキ東北の新卒採用規模は、次のとおりです。

 ・ホシザキ東北 10名程度/年

また、このブログでも紹介しているのですが、企業データの比較をするのにマイナビ等の新卒用求人サイトは、中途採用希望者にも非常に有効かと思っています。

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ですので、今回は新卒サイトのデータから、この3社を比較して、現在の“業務用厨房機器の営業職”について考察していきます。

 

2 離職状況について

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3年離職率を比較します。これは、かなりはっきり差が出ました(;゚Д゚)

 ・大和冷機   約5割

 ・ホシザキ   約1割

 ・ホシザキ東北  0名 ※採用人数が少ないこともあると思います

大卒の平均的な3年離職率は3割ですから、ホシザキグループは点でかなり優秀です。

ただ数字的に良くても、必ずしも“ホワイト”企業とは限らないので、その点は注意して欲しいものです。

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それでも、数値は良いことに越したこととはないと思います。

一方、大和冷機は約5割と高めです。昔からの“業務用厨房機器の営業職”イメージが残るといった印象です。

 

3 時間外労働について

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営業職の場合、“みなし残業”となるケースが多いですから、あくまで目安ですが、新卒求人サイトにあった平均時間外勤務を比較してみます。

 ・大和冷機   23時間/月

 ・ホシザキ    9時間/月

 ・ホシザキ東北 21.9時間/月

ホシザキ本社の短時間が目立ちますが、大和冷機もホシザキ東北も週に直せば4~5時間の残業ですから、決して多いといったことはありません。

数字的には、いずれも問題はないかと思います。

 

4 有給取得状況について

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次に、営業職にとっては比較的取りやすい(?)有給休暇の取得についてです。

 ・大和冷機   10.0日/年

 ・ホシザキ   12.6日/年

 ・ホシザキ東北 14.7日/年

意外なことに“子会社”であるホシザキ東北がトップでした(;゚Д゚)

いずれも10日以上ですから、大きな問題はないと考えます。ただ、欲を言えば15日以上あれば、より素晴らしいと思います(汗)

 

5 初任給について

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次に初任給についてです。私は多すぎず・少なすぎずが良いと考えています。この辺りの考え方については、次回のブログにまとめる予定です。

また、諸手当の含み方等で見た目が随分変わったりしますので、あくまで指標の一つとしてとらえるのがいいと思います。

 ・大和冷機   213,300円

 ・ホシザキ   217,900円

 ・ホシザキ東北 190,250円

いずれも問題ない額だと思います。ホシザキ東北はやや少なめですが、地方にあることを考慮すれば、こんなものかもしれません(でも20万円はあってもいいかな!?)。

 

まとめ

ホシザキグループに関しては、数字的には全く問題がありませんでした。“ホワイト”

になったといった噂はあながちなものではないと思います。

ただ、数字だけみて全てを判断するのは危険ですので、あくまで指標の一つとして下さい。

大和冷機に関しては、3年離職率が気になるところですが、その他の数字に関してはなかなかのものでした。また、在職平均年数も13.6年と、3年離職率が悪い割には悪くないので、最初の3年を乗り越えれば、意外に離職率は低いのかもしれません!?

総じて、多少気になるところはあっても、数字的には特段“ブラック”と言えるところはないといったところです。

ご参考になれば幸いです。

 

以上、業務用厨房機器の営業職についてでした♪

 

次回は、「安月給の会社っていいことありますか?」についての予定です♪

 

それでは(^^)

 

(追伸)

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