ネット・キャリア相談所

「長く勤めることが出来る就職」をポリシーにライフワークバランスを重視したい20~30代の”会社選び”を支援しています。本ブログでは、これに役立ちそうな情報を週1回発信しています♪

「長く勤めることの出来る業種」でいいお給料が貰えるのか統計的に調べてみました(笑)

当相談所のポリシーは、「長く勤めることが出来る就職先を探そう♪」(「低離職率こそ正義(笑)」から改正しました)です。そして、業種ごとの勤続年数は、厚労省から統計資料として発表されています。
これらの業種はポリシー的に当相談所のお勧めとなりますが、こういった業種の賃金状況はどうなのか?、逆に勤続年収が短い業種の賃金状況がどうなのかといったところが気になりましたので、今回まとめてみることにしました♪

 

本ブログを運営するネット・キャリア相談所と申します。

進学・就職・転職・採用等をテーマにブログを運営しております。

みなさんとって、当ブログが少しでも有益なものであれば幸いです。

 

【目次】

 

今回のターゲット

新卒、転職問わず、一度は見て欲しい内容です。こういったことを知らずに就活するのはもったいないと思っています( ゚Д゚)

 

イントロダクション

就活で重要なキーワードに“業種”と“職種”があります。業種は、その企業がどういった業界に属しているか、職種は労働者がどういった仕事をしているかを指します。少々大げさな比喩ですがスポーツ名とポジションに近い関係で、例えば“野球”と“ピッチャー”といったような関係と言えば、分かりやすいでしょうか!?

今回は、このうち“業種”についての分析となります。

なお、職種については、以前にまとめましたので、興味があれば、こちらも覗いてみて下さい♪

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さて、どちらかと言えば、仕事を“職種”で選ぶ方が多い気がしております。そして“職種”によりますが、“営業”や“事務”などは、“業種”に関わらず必要とされる職種です。であれば、条件のいい“業種”をまず選ぶのもありかと思って、今回のブログのテーマとした訳です。

もちろん、看護師や理容師等、基本的にその業種でしか存在しない業種もありますが…。

また、今回のブログのテーマを、これに決めた理由が、もう一つあります。私の同僚が部署異動について「人間関係が良ければ、どの部署でも仕事は楽しいのでは?」と言っていたことです。もちろん、人間関係まで突っ込んだ調査は出来ませんが、おそらく勤続年数や賃金条件というのは、人間関係と相関関係があると思っています。

ということで、少しでも「長く勤めることが出来る就職先を探そう♪」に近づくために、業種と勤続年数について整理することは、とても有効と考えた次第です。

なお、データの出典は厚労省の「令和4年賃金構造基本統計調査」となります。

それでは、本題です。

 

1 勤続年数が長い業種ベスト5

「令和4年賃金構造基本統計調査」では業種を16種類に分類、分析しています。このうち、勤続年数が長かった業種ベスト5は次のとおりです。

・1位 電気・ガス・ 熱供給・水道業 18.6(年)
・2位 複合サービス事業 16.3(年)
・3位 製造業 14.8(年)
・4位 鉱業,採石業,砂利採取業 14.2(年)
・5位 金融業,保険業  13.9(年)
 ※16業種全体の平均勤続年数 12.6(年)

まず、分かりにくそうな用語の補足をしておきます。2位の「複合サービス事業」ですが、郵便局や協同組合(JAなど)のように信用事業や保険事業等、複数の業種を内包する業種を指します。また、「鉱業,採石業,砂利採取業」は「有機物,無機物を問わず,天然に固体,液体又はガスの状態で生ずる鉱物を掘採,採石する事業所及びこれらの選鉱その他の品位向上処理を行う事業所が分類」と定義されています。

次に感想です。まず、インフラやライフラインに関係する業種が集まったといった印象です。1位の「電気・ガス・ 熱供給・水道業 」はインフラそのもの、2位の「複合サービス事業」や5位の「金融業,保険業」もライフラインに大きく関わるものです。

ただ、私の周りでは“JA”(ただし全農を除く)や銀行、郵便局などは結構離職率が高かったりしましたので、少々意外な感じではありました(汗) まあ、今回の業種分類は大分類と呼ばれる区分で分類されており、結構ざっくりしたものです。「複合サービス事業」も「金融業,保険業」ももっと細かな業種に分類できますので、そこまで突っ込むと新しい発見が出来るかもですね!? これも機会があればブログにしたいと思います♪

また、製造業は職種にもよりますが、やはり勤続年数は長めな印象を持っていましたので、こちらは私のイメージと一致しておりました。

なお、6位には、これも離職率が高そうなイメージを持っていた「卸売業,小売業」がランクイン(13.8年)しており、やはりイメージだけでは判断できないと痛感しました(汗)

 

2 勤続年数が短い業種ワースト5

次に、勤続年数が短い業種を見ていきましょう。大変失礼ながら、ポリシー的には当相談所ではお勧めではない業種となります(汗)

・1位 医療,福祉 9.1年
・1位 サービス業(他に分類されないもの) 9.1年
・3位 宿泊業,飲食サービス業 10年
・4位 不動産業,物品賃貸業 10.4年
・5位 生活関連サービス業,娯楽業 10.5年

まずは、分かりにくい用語を解説していきます。

2位の「サービス業(他に分類されないもの)」ですが、主に廃棄物処理業、自動車整備業,機械等修理業、職業紹介・労働者派遣業の3業種を指します。また、5位の「生活関連サービス業,娯楽業」ですが、“生活関連サービス業”とは洗濯・理容・美容などを指し、娯楽業は、パチンコやゲーセンです。

次に感想です。やはりというか、世間的にブラックと思われている業種が並んでいます。もちろん、この辺りの業種に就職することを反対するものではありませんが、それなりの覚悟を持って臨むべきだとは思います( ゚Д゚)

 

3 勤続年数と賃金の関係

次に全16業種と平均賃金の関係を調べてみました。事前の予想としては、「勤続年数が長いほど、賃金が良い」といった関係であると思ってはいますが、勤務年数最低の医療業には、給料No1のお医者さんも含まれます。

さて、結果はいかに!?

分析方法としては、勤続年数と賃金の相関係数を算出してみることとしました。因みに、相関係数は、2種類の数列(今回では勤続年数と賃金)の関係性を表すもので、次のような値を示します。

・0.7~1.0  強い関係あり
・0.4~-0.4 関係弱いorほぼ無関係
・-0.7~-1.0 強い逆関係あり

まず全世代で、相関係数を算出したところ約0.5となり、これは勤続年数が長いほど、賃金が良い」といった関係は一応あるといったことを示します。
これだけではつまらないので、もう少し突っ込んで分析していきます。次に世代別に分析してみましたが、これが面白い結果となりました。

1)20~24歳

相関係数は-0.3となりました。これは、勤続年数と賃金はほぼ無関係であることを示します。まあ、20~24歳では勤続年数も賃金もあまり差がないでしょうから、さもあらん結果です(汗)

2)35~40歳

相関係数は0.4となりました。これは、やや弱いながらも勤続年数と賃金に関係性が存在することを示します。

3)55~59歳

相関係数は、驚きの0.8を示しています。これは、勤続年数と賃金がかなり強い関係性があることを示します。

もう、お分かりのとおり年齢を重ねるにつれて勤続年数と賃金の関係が強まっていく傾向がはっきり出ております。これは、逆から考えれば「ある程度の年齢になったとき、ある程度の勤続年数を重ねていれば、それなりの賃金が得られる」ことを意味します。ですので、やはり転職は30代前半まででまとめておき、その後長く勤めていくのが理想ではあります。

ただ、あくまで“統計”の結果ですから、全てがこの結果通りという訳ではありませんので、そこはご注意下さい。

 

4 おまけ

今回調べた「令和4年賃金構造基本統計調査」には業種と勤続年数以外にも、面白そうなデータがありましたので、そちらもかるくご紹介します♪

1)年齢と学歴と賃金

学歴と賃金は当然ながら関係があります。しかも、年齢が上がるほどこの格差が広がります。各年代の高卒を100%として、賃金比をまとめました。

1 20~24歳

高卒(100%) 専門(107%) 短大(105%) 大学(114%) 院(125%)

2 35~40歳

高卒(100%) 専門(107%) 短大(106%) 大学(132%) 院(160%)

3 55~59歳

高卒(100%) 専門(110%) 短大(107%) 大学(156%) 院(202%)

なんと55~59歳では、高卒と大学院卒の賃金差は倍以上となっています( ゚Д゚)

まあ、これらは職種によって大きく変わりますので一概に言っていいものかは微妙なところがありますが、「何をやっていいか分からない」方は、まずはしっかり勉学に励むのはありだと思います。

2)年齢と企業規模と賃金

企業規模も賃金とは、当然関係があると思いますので、これらも調べてみました。小企業を100%として、賃金比を比較します。なお小企業とは10~99人、中企業は100~999人、それ以上を大企業と区分しています。

1 20~24歳

小企業(100%) 中企業(103%) 大企業(108%)

2 35~40歳

小企業(100%) 中企業(104%) 大企業(121%)

3 55~59歳

小企業(100%) 中企業(115%) 大企業(134%)

学歴ほどの差はついておりませんが、こちらも年齢が上がるにつれて差が大きくなります。賃金を考慮すれば、より人数が多い方がお勧めで、それは後から効いてくるのがよく分かります。

 

まとめ

長く勤めることが出来る業種は、年齢が上がるにつれ賃金も良くなることが分かりました。ですので、やはり転職は30歳くらいまで済ませ、その後長く勤めていくことが賃金的にはお勧めです。

また、賃金と学歴、企業規模も結構な関係性があり、これは年齢が上がるごとに格差が広がっていきます。今はリカレント教育もさかんですから、就職後も学歴を積んでいくのがいいのかもしれませんし、転職は他の条件がほぼ同じであるなら企業規模で決めてもいいかもしれません!?

まあ、今回はあくまで統計資料の分析ですから、全体的な傾向がこうである、といった意味で当然個別レベルでの例外はありますのであしからす(汗)

ただ、“やりたい事がまとまらない”(意外におります)方にとっては、それなりの参考になると思いますし、その他の方々でもぜひこういった情報を知った上で就活して欲しいと思います♪

以上、業種と賃金、その他の分析についてでした♪

 

職種、業種と統計データを分析しましたので、次回はこれらのまとめ「統計的にお勧めする就職先!?」とする予定です。

それでは(^^)

 

(追伸)

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