さて、新卒には就職先としてなかなかの人気を誇る公務員ですが、当相談所的には転職にこそお勧めと思っております。
今回は、その辺りについてのお話です♪
本ブログを運営するネット・キャリア相談所と申します。
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みなさんとって、当ブログが少しでも有益なものであれば幸いです。
【目次】
今回のターゲット
転職を検討している方、特に公務員なんて全く考えていなかった😲、といった方に一度は読んで欲しい内容です。
イントロダクション
さて、冒頭にも書きましたとおり今回は公務員が意外にも転職先としてはお勧めといったお話です。
私事ですが、「準公務員」と呼ばれる職場である某県立大学に13年ほど勤めておりました。
※私の経歴はこちら♪
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しかも、転職したのは40歳ぐらいだったりしました😲
今回のお話はその頃の経験に基づいてのものですから、それなりに説得力はあるかと思っております💪
ただし、公務員と言っても色々あります。
今回はあくまで一般職・総合職のお話で、教員(労働環境の問題あり😢)や警察&消防(パワハラ事件多し😢)等は除外してお聞き頂ければ幸いです。
それでは本題です♪
1 公務員と民間の違いは?
まず、初めに公務員と民間企業の根本的な違いについて把握しておきましょう。
私は「根拠主義(公務員)」と「結果主義(民間企業)」かと思っております。
民間企業は「結果主義」、即ちどれだけ儲けに直結する働きが出来たかが重要で、給料も基本それに依存します。
まあ、今更な話ですが😅
ところが、公務員は違うのです😲
私が某県立大学に入職後、大勢集まって「あれでもない、これでもない」と一つの事で長時間議論する場を度々目にしました。初めて見た時はなかなかの衝撃で、「時間がもったいない、とっとと行動に移せばよいのに…」と強く思っておりました(笑)
しかし、これには理由があったのです。
公務員の活動の原資は税金です。人から預かっているお金ですから無駄遣いは出来ませんし、公務員の方々は原則真面目ですから、この辺りの意識は結構強いのです。
結果、「お金の使い道(≒仕事)を他人に説明するための根拠」を最優先にする文化が出来上がったと推測しております。
このように根拠には呆れるほど(!?)こだわるものの、その一方結果については民間企業ほど厳しくなく、根拠がしっかりしていれば結果は出なくても仕方なし的なところがあり、ちょっと肩透かしを食らった気分も味わいました。
民間企業なら有り得ないことです😲
どちらが良い・悪いは言うつもりはないのですが、世の中の勤め先の大部分が民間企業であることを考えると、新卒の方に公務員はちょっと勧めにくいところではあります。
まあ、公務員は離職率も低い(大卒3年離職率は平均3%程度と言われています)ですから、一生勤めるつもりであるなら余計なお世話なのかもしれませんが(汗)
2 転職がお勧めな理由
さて、ここからが今回の本題、公務員への転職がお勧めな理由となります。
1)中途採用枠がある
最近はどこの都道府県・市町村も「氷河期世代枠」があります。
また、その中の一部は公務員になるための最大の難関である「筆記試験」に手心が加えられ、そこまで難しいものではなくなっています(とはいっても要対策は必須ですが 汗)。
2)採用職種が豊富
公務員(一般職)の特徴として募集職種が豊富で、様々な方を受け入れる土壌があります。よほど変なキャリアを送ってしまった方以外なら、まず自身のキャリアを活かせる職種が見つかるはずです。
3)派閥が出来にくい土壌
実は、これが一押しな理由だったりします。
公務員は2~4年の部署異動が一般的です。
これが妙な派閥を作りにくい土壌となっており、意外なことに「お局」的な方が民間企業よりも出来にくい組織だったりします。
また、異動が当たり前な職場ですから、転職者も受け入れやすい雰囲気があります。
4)年功序列の給与制度
公務員の給料は年功序列がベースです。ですので、ミドル世代以降の転職には意外に有利に働く事が多かったします♪
5)新卒採用共有のメリット
以下の点は新卒採用共有ではありますが、やはり公務員のメリットです♪
・離職率
大卒新卒3年離職率の平均は民間平均の1/10程度の3%程度と言われており、優良大企業と同程度、大変低くなっています♪
・給料
「公務員は給料が低い」なんていわれていますが、そんな事はありません。
R5賃金構造基本調査によれば、年間平均給与の平均は500万円ちょいですが、地方公務員の年間平均給与はこれの100万円強も高い約650万円ですから、全く低くはありません😲
3 デメリット
メリットがあれば、デメリットもあるものです。
以下、主なデメリットを上げてみます。
1)筆記試験
やはり民間試験と比べて筆記試験対策にかける時間が相当必要です😢
これが何の役に立つか?、なんて考えると悲しくなるレベルですが、間違いなくこれが最大の難関であります。
2)根拠主義のストレス
民間から転職した場合、今までの結果主義と大きく代わりますから、なかなかのストレスです。
私も、最初の1年は結構ケンカ腰だったように思えます。でも、まあ慣れますので、最初の1年は我慢して下さい(笑)
逆に民間企業ほど結果が求められませんので(一部除く 汗)、慣れれば楽かもしれません!?
まとめ
個人的には「異動多い≒転職者も働きやすい」というのが、実際に準公務員として働いて強く感じたところでした。
また、私のような準公務員の場合、筆記試験がない場合もありますので(私の場合はそうでした)、その辺りまで含め探してみるのもありかと思います。
以上、公務員への転職についてでした。
次回は久々の業界求人分析、「小売業大手企業の新卒離職率・平均給与等を他業界と比較してみました♪」の予定です。
それでは(^^)
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