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適職を発見!?、適正検査とホランドの理論について♪

いきなりですが、自分がどんな職業に適性があるか気になりませんか? まあ、気になりますよね(!?)

そんなこともり、私の勤める大学では、適職適性試験としてR-CAPと呼ばれる適性試験を導入しています。R-CAP自体は(株)リアセックの商品名(?)なのですが、この適性検査の背景にあるのが、キャリアカウンセラーやキャリアコンサルタントの勉強でお馴染みの“ホランドの理論”となります♪

今回は、適性検査の種類と“ホランドの理論”について、述べていきます。

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本ブログを運営する“キャリえもん”と申します。

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進学・就職・転職・採用等をテーマにブログを運営しております。

みなさんとって、当ブログが少しでも有益なものであれば幸いです。

 

今回のターゲット

適職発見の適性検査を受けてみたい方は、ぜひ一読して頂ければと存じます。

また、お子さんが、こういった試験を受けているお父さん・お母さんも、お子さんの試験結果と合わせて読んで頂ければ、効果倍増です(笑)

あと、今までの慣例で筆記試験をやっている採用担当者の方にも一読して欲しい内容となります(汗)

 

イントロダクション

“適職発見の適性検査”といっても、色々ありますが、簡単に分けると次の2通りになるかと思います。

・性格的に向いているものを判別するタイプ

・適切な能力があるか測定するタイプ

冒頭で触れたR-CAPは、“性格的に向いているものを判別するタイプ”のテストとなります。いくつかの質問に回答し、その結果から“事務職”・“開発職”・etc…に向きといった回答を得る試験です。この根拠となる理論が“ホランドの六角形”です。今回は、これについても触れていきます♪

ただし、このテストでは“能力的”な要素は測定していませんので、このタイプの試験だけでは不十分となります。そこで、能力を測定する試験が必要になる訳です。

有名なところでは、事務職ならクレペリン検査、プログラマー等ならフローチャートを用いた論理性のテスト等がこれに当たります。

上記のように、一言で“適性検査”といっても色々あります。

今回は、この辺りを整理してみます♪

 

(注)あくまで私個人の解釈であり、学術的に正しいものを求める場合は、その筋の研究論文等を参考にして下さい(汗)

 

1 性格検査系

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就職時の筆記試験として最も有名なSPIでも、性格検査があります。昔(20年くらい前!?)は、能力検査(学力試験)と比べ性格適性は“酒の肴”程度の扱いでしたが、最近は重要視している企業が圧倒的に増えています。

私の勤める大学では、学校推薦で不合格となった場合、その理由を企業の方に尋ねるようにしているのですが、最近は“性格検査”でNGになるケースが目立ちます。特に“内向的”って出るケースでNGになる場合が多いです(゚Д゚)

このように採用時にも企業に重宝される性格適性検査ですが、個人がこれから職業を探す時 どんなものが向いているかを知るのにも重宝されています。私の勤め先で使っているのが、R-CAPと呼ばれるもので、その背景にある理論がホランドの6角形なのです。

 

ホランドの6角形とは

いくつかの質問から、性格的要素を6つの項目に整理します。その6つとは、次のとおりです

1 現実的 ヒトよりもモトを扱うことを好む

2 研究的 数学や物理等、理論づけて考えることを好む

3 芸術的 あいまいで自由なことを好む

4 社会的 人と一緒に行動することを好む

5 企業的 他人に影響を与える行動を好む

6 習慣的 ルーチンワークを好む

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勘のいい方なら気づいたと思いますが、対角線上に存在する頂点が示す意味が対の意味をなしています。

この六つの要素を6角形の頂点とみなし、各々どの程度満たしているかで、適性のある職業を判定します。

因みに、上記の赤線は私の適性結果です。習慣性が高く、企業性が低く、あとはどれも中程度でした。このようなカーブを示す場合、“事務職”などが向いているそうです。

下記のサイトで簡易的な適性試験が実施可能なので、興味があれば試してみては、いかがでしょうか。

適職診断byホランド理論|モチラボ

ただ、性格的に事務職が向いているといっても、事務職に向いている能力が備わっているかと言えば、当然ながら別問題です。

これを問うのが能力系測定系の適性検査です。

 

2 能力的適性検査

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例えば、事務職系の能力適性検査として有名なものにクレペリン検査があります。

これは、下記のような足し算をひたすらやっていくテストです(;゚Д゚)

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赤字の部分を回答していきます♪

これにより、仕事の処理速度や正確性を測定します。

他にも基礎学力を図る上でSPIの能力検査(言語・非言語試験)はやはり王道ですし、SEやプログラマーといった高い論理性を求められる職業では、フローチャート等を含めた適性試験を行うことが多いようです。

このように能力適性試験は、業務を遂行するにあたって必要なものを確認するために実施します。そのためには、事前に“職務遂行に必要な能力”を明確にすることが大切かです。やみくもにやってはいけません(汗)

 

まとめ

適正検査には種類が色々あります。

特に性格適正なのか、能力適正なのか、しっかり認識しましょう。

そして、自分自身、または企業として必要なものを見極めることも大切かと考えます。

参考にして頂ければ幸いです。

 

以上、適正試験とホランドについてでした。

 

次回は、「趣味の仕事は迷惑なのです(;゚Д゚)」の予定です♪

car-emon.shop

 

 

それでは(^^)

 

(追伸)

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