少し前の話ですが、外国人技術実習生が信じられないようないじめを受けている動画が報道され、色々話題になったと思います。
ベトナム人実習生「複数の日本人従業員から暴行」 骨折など重傷 - YouTube
良く聞くようになった“外国人技能実習生”ですが、それこそ現在の奴隷制度ではと考えてしまいたくもなります。
そんなことで、今回は、この外国人技能実習生について考えてみることにしました。
本ブログを運営する“キャリえもん”と申します。
進学・就職・転職・採用等をテーマにブログを運営しております。
みなさんとって、当ブログが少しでも有益なものであれば幸いです。
今回のターゲット
特段のターゲットはございません。ただ、知っているようで知らないお話ですので、ぜひ目を通して頂ければ幸いです。
イントロダクション
いきなり私事でございます(汗) こんなブログを書いている人間としては意外と思われるかもしれませんが、どちらかと言えば右寄りの思考をする人間です。
ですので、移民やら外国人参政権には反対といった考えをもっております(;゚Д゚)
労働力に関しても外国の人材に頼らず、国内の人材を有効活用して欲しいと思っています。
ただ、外国の方が嫌いかた言えばそんなこともなく、今回のような報道を目にすれば憤りを感じえない訳です。
もう少し正直に言えば、ただ安い労働力として外国から人材を受け入れていることに納得がいかない訳です(# ゚Д゚)
受け入れるとしても、国内の人材と同条件にすべきと考えます。
ここで“外国人技能実習生の”が出てきます。
“技能実習生”だから労働者じゃない?、最低賃金以下で働かされているのでは?、って思っていました。非常に厳しい労働環境で、“技能実習生”という言葉を借りた奴隷制度なのではと疑ってしまった訳です。
ということで、今回“外国人技能実習生”について調べてみることにした訳です。
結論から言いますと、私の認識には誤解もありましたが、正しいといった側面もあったかと思います。
1 外国人技術実習生とは?
名前のとおり「外国人が報酬を伴う実習を行う制度」とのことです。
入国後1年目の技能等を修得する活動と、2・3年目の修得した技能等に習熟するための活動があるとのことで、基本的には有期となります。“令和元年賃金構造基本統計調査”によると、勤続年数の平均は1.5年ほどとのことです。
また、平均年齢は26.7歳、12,000人強の方が参加しており、その約半数が10~99人規模の企業で実習を受けています。
まとめますと、若い外国の方が1万人強、零細企業で1年ちょい働いているということになります。
2 “実習生”だから、給料は最低賃金以下でもいいのですか?
さて、一番気になっていた給料についてです。
結論からいいますと、“技能習得期間のうち実務に従事する期間はすべて労働者として扱われる”とのことです。
すなわち、最低賃金は守られることになります(雇用者が法令を遵守していればですが 汗)。
これ、少し意外でした。“研修”の名目で、最低賃金以下で働かせていると思っていたからです。
ただ、最低賃金以下といったことはないのですが、やはり低賃金待遇なのは本当のようです。
“令和元年賃金構造基本統計調査”によると、外国人技術実習生の給料は概ね20万円(ボーナス・残業を含む)に対し、同世代の平均給料は30万円です(;゚Д゚)
やはり、“安い労働力”として見られている面はあるかと考えます。この辺りの認識・対応は、ぜひ是正して欲しいところです。
3 外国人技術実習生にある制限とは?
また、外国人技術実習生には、普通の労働者にはない制限があります。技能実習生は受け入れの決まった企業での就労するのが原則で、同じ仕事内容であっても他の会社に自由に移ることが出来ないとのことです。
職業選択の自由がなく、一回決めれば嫌でもそこで働かなくてはならない訳です(;゚Д゚)
まあ、受け入れ先の企業が身元引受人のようなものですから、こういったルールがあるのが分からない訳ではないのですが、これが冒頭で紹介した“いじめ”の温床になっているのも間違いなさそうです(涙)
まとめ
“実習生”という言葉ではありますが、最低賃金は保証されているようでほっとしました。
その反面、ただ“安い労働力”とみなされている側面も否定出来ず、我が国の評判が本格的に悪くならないうちに改善して欲しいものと思います。
以上、外国人技能実習生についてでした♪
次回は、「業務用厨房機器の営業はブラックなのか!?」についての予定です♪
それでは(^^)
(追伸)
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