私が某大学の就職課で働いていた頃、企業の方から採用の相談を良く受けておりました。特に中小企業の採用担当者からは、「良い人材が採用出来ない(涙)」といった内容の相談が多かったです。今回は、この辺りの対策を考えてみました♪
本ブログを運営する“キャリえもん”と申します。
進学・就職・転職・採用等をテーマにブログを運営しております。
みなさんとって、当ブログが少しでも有益なものであれば幸いです。
【目次】
- 今回のターゲット
- イントロダクション
- 1 就活時期の後半で採用すると、人材のアベレージが下がります(;゚Д゚)
- 2 大企業に遠慮しても仕方がないのです
- 3 早すぎるのもNGかもしれません(;゚Д゚)
- 4 高校生がとれないから大学生を採用する?
- 5 大手求人サイトに求人を出すか、一度検討してみてはいかがでしょうか?
- 6 地元の学校を回ろう♪
- 7 辞めない組織づくりが大切だと思うのです♪
- まとめ
今回のターゲット
企業で採用を担当されている方です。特に中小企業を意識していますが、企業の規模を問わず参考になるかと思います。
イントロダクション
世の中は人材難だそうです。特に18歳人口が減少している今、大学の就職課は引く手あたまです。20数年前の就職氷河期がウソのような現状で、学生さんにとっては良い時代なのかもしれません。
一方、企業にとっては大変な時期です。団塊の世代の大量退職があるのに人材が補充できなかったり、人材不足で過重労働が発生 離職者が増えたり、etc…とのことです。
また、一般に学生は“大企業志向”です。正直な話、給料水準や福利厚生の面で大企業は圧倒していますので、仕方ないところかもしれません。
そんなことをいっても中小企業にとって採用は死活問題です。“仕方ない”では、すみません。さて、どうやって“良い人材”を採用するか。
中々の難問ではありますが、今回はこれがテーマになります。
それでは、本題です♪
1 就活時期の後半で採用すると、人材のアベレージが下がります(;゚Д゚)
まず、今回のテーマは”良い人材“を採用することです。何でもいいから人を採用するではありません。企業にとってもせっかく採用した人材が早々に退職したり、全く戦力にならないのでは、身も蓋もありませんよね!?
まず、一つ鉄板のルールがあります。それは、早期に採用することです。具体的に言えば、最終学年の1年前(大学生なら3年生)の12月から採用年度の4月辺りでしょうか?
早期に活動している学生は、モチベーションが高いです。言い換えれば、“はすれが少ない”のです(;゚Д゚)
もちろん早期採用以外でも良い人材が確保出来るケースはあります。が、ここで言っているのは確率の話です。実際、10年以上学生さんの就職活動を見てきましたが、早期活動している学生の方が圧倒的に良い人材が揃っていると感じています。まずは、採用時期をこの辺りに定めましょう♪
2 大企業に遠慮しても仕方がないのです
上記で“早期採用しましょう!”と述べました。しかし、「早期採用しても、みんな大企業しか受けないし、内定出してもそっちに行っちゃうから(涙)」なんて言われる方もいるかも知れません(実際、言われたことがあります 汗)。
でも、1で書きました通り、良い人材を採るにはこの時期に採用活動するしかないのです。中小企業には中小企業の、大企業にはない魅力があります。これを武器にして大企業と正面対決するべきと思います(;゚Д゚)
ただ、給料とか福利厚生で張り合うのは辞めた方が良いです。さすがに敵わないので(涙) 給料・福利厚生は“悪くない程度”とし(これだけでも、結構大変なはずです)、他の面でセールスポイントを探すのが良いと思います。
しかし、中小企業は自社の魅力が自分自身で分かっていないケースが多いでそうです。まずは、ここらか整理する必要があるかもしれません。
3 早すぎるのもNGかもしれません(;゚Д゚)
何故か、ここで上記と正反対なことを言い出してビックリする方もいるかも知れません(汗) まあ、この項目はオマケ程度で読んで下さい。
私の住んでいる地方(結構な田舎です 汗)にあるソフトウェア会社が、徹底した早期採用を打ち出しました。具体的には大学生3年生の夏休みに採用活動を行ったところ、学生が全く集まらなかったとのことです(;゚Д゚) 学生側がビビッてしまったのか、就活スイッチが入っていなかったのか、ともかくこの採用計画は大失敗したとのことです。
まあ、都会ならともかく、田舎では早すぎるの問題なようです(汗)
4 高校生がとれないから大学生を採用する?
これも実際に採用担当者から言われたことです。まず、このスタンスは捨てた方がいいです。高校生には高校生の、大学生には大学生の採用のスタンスがあるべきですし、単なる人材補充ぐらいしか考えていなければ、当然人はあつまりません。
人は機械ではありませんから。
また、本当に優秀な人材が欲しければ、大学院生を狙うのもおおありです♪ 単価は上がりますが、大学院にはみなさんが思っている以上に優秀な人材が集まっています♪
5 大手求人サイトに求人を出すか、一度検討してみてはいかがでしょうか?
今更、言うまでもありませんが、就活のメインツールはマイナビ・リクナビに代表される求人サイトです。私の勤めている大学でもアンケートをとりましたが、約7割に学生はこのようなツールを使って内定を決めています。間違いなく、欠かせないツールとなっています。
一方、企業からは、コスト的に厳しいといった声も良く聞きました。しかも、大手求人サイト上では、全国の大企業とのガチンコ勝負になります。便利な反面、特に中小企業にとっては、色々大変な面もあったりします。
さて、ここで一つ考えてみましょう。
採用規模がそれなりであれば、大手求人サイトに頼らざる得ません。ただ、採用規模がそれほど大きくないのであれば、他の方法もあるのではないでしょうか? 一度、大手就活サイトを活用するか否かは、検討した方が良いと思います♪
6 地元の学校を回ろう♪
私がお勧めする方法です。地元の大学・短大・専門学校と仲良くなりましょう♪ 方法は簡単です。3~4か月に1回、求人関係の資料を持って、学校の就職課に出かけるだけです。費用は、交通費ぐらいしか、発生しません。
ポイントは、定期的に行くことです。単発では、効果がありません。就職課の担当者と仲良くなってください♪ そうすれば、学生さんの色々な情報が得られますし、上手くいけば学生さんもあっせんしてくれます。
ただ、この方法の短所として、即効性はありません(涙) しかし、コストもかかりませんので、じっくり取り組めますし、続けていれば必ず効果があります。
また、実は地元出身の学生を採用した場合、他の出身学生を採用するより離職率が低かったりしますし、社員寮等のコストも発生しません、といったコスト的なメリットもあります。
7 辞めない組織づくりが大切だと思うのです♪
採用活動以前のお話です。まず、今いる社員のことを考えましょう♪ 働き易い・やりがいのある、言い換えれば“人が辞めない組織”になっていますか?
OKなら、上記のような活動を続けていけば、必ず結果が出ると思います。NGであれば、採用活動の前に、まずはそこから手を付けるのが、結局は良い人材を獲得する近道かなぁ、と思う次第であります♪
まとめ
良い学生を採用したいなら、やはり早期採用は譲れないところです。そのために、
・会社のセールスポイントを整理する
は必須ですし、
・地元の学校に足を延ばす
はお勧めです。そこに、必要に応じて大手求人サイトや地元の求人サイトの活用を混ぜていけばいいのではないでしょうか?
また、上記7のとおり会社の現状を確認・改善(?)することはは、採用活動以前にやっておくべきかと思います♪
なお、採用活動についての相談も、当相談所では受け付けておりますので、気になる方は本ブログ下記にあるリンクから、ご予約下さい♪
以上、採用活動と採用時期のお話でした♪
次回は、「カッパの社長が逮捕されましたが、回転寿司業界ってどうなのでしょうか?」についての予定です。
それでは(^^)
(追伸)
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