さて、色々な媒体・メディアで「ブラック企業」「ホワイト企業」なる用語が使われています。正直、ブラックorホワイトの判断は最終的には勤めている個人に委ねられるとは思っています。
ただ、ある程度の基準はあるかと思いますので、独断と偏見で(汗)、求人票に見るブラックorホワイトの判断基準を述べていきたいと思います♪
本ブログを運営するネット・キャリア相談所と申します。
進学・就職・転職・採用等をテーマにブログを運営しております。
みなさんとって、当ブログが少しでも有益なものであれば幸いです。
【目次】
- 今回のターゲット
- イントロダクション
- 1 企業概要です
- 2 新卒採用規模
- 3 採用職種
- 4 新卒給料
- 5 勤務時間
- 6 年間休日数
- 7 平均有給取得日数
- 8 新卒3年離職情報
- 9 おまけ(パワハラ)
- まとめ
今回のターゲット
新卒・転職に限らず、ぜひ目を通して欲しい内容です。私がお示しする判断基準が全てとはいいませんが、参考程度にはなりますので♪ また、この辺りを意識するだけで、就職後の離職率が随分小さくなると思っています。
イントロダクション
企業を紹介する仕事を長くやってきたり、現在こんな活動をしている関係で、「この企業、ブラックですか? ホワイトですか?」って質問を受けることがあります。
冒頭に書きましたとおり、ブラック or ホワイトというのは、個人に委ねられるものと考えます。それは、明確な定義がないからです。
例えば、前職で残業時間が80時間/月あったとしましょう(涙) 転職して残業が40時間/月になればホワイトと感じるかもしれませんが、ほとんど残業がない企業から転職した方にとっては、ブラックと感じると思います。
ただ、これを言ってしまうと、なかなか企業選びが難しいというか、判断が大変になりますので、やはりある程度の基準があった方が活動しやすいかな、と思います。
そこで、あまたの求人を見てきた(笑) 当相談所が、当相談所のポリシー「低離職率こそ正義(笑)」の観点から、独断と偏見で“ブラックorホワイト”の基準を示していこうかと考えた訳です♪
なお、いくら働いても残業手当が支給されなような、法令違反系の企業は今回議論の範疇外としますのであしからず(汗)
また、求人票(情報)ですか、新卒の方はもちろん中途の方でも、新卒の求人票を参考にした方が良いです。理由は、次のとおりです。
・給料に変なレンジがないため、企業の素が見れる
・新卒求人にしか掲載されない情報がある(3年離職率など)
・新卒求人の方が情報量が圧倒的に多い
新卒求人がない場合もありますのが、原則新卒を採用している企業の方がお勧めです。中途しか採用しない企業より “人材育成の意識が高い”、すなわち離職率が低くなる可能性が高いからです。当相談所のポリシーは“低離職率こそ正義(笑)”ですので♪
それでは、本題です。
1 企業概要です
ここでは、クリティカル・ファクターとなるような項目はないのですが、念のため下記の項目辺りはチェックしておきましょう。
・設立年度
新しすぎるのはお勧めしません。すぐ、潰れる可能性がありますので(汗)
・資本金
同業界比較で、資本金率が明らかに低い企業は、避けた方が無難でしょう(汗)
・社員数
正直に書きますと、やはり人が多い企業の方が諸条件は良くなる傾向はあります。
2 新卒採用規模
これも、業界や人気・不人気企業で随分異なるのですが、新卒採用で2~10%を目安にして頂ければいいと思います。
これより低い企業は、“不人気すぎて人が採用できない”≒ブラックの可能性があったりします。
ただ、ホワイトすぎて人が辞めないため採用比率が低い企業もありますが、その辺りの判断は他の諸条件を見れば容易かと思います。
一方、10%より明らかに高い企業は、“人がすぐに辞める”、“人材を使い捨てにする”企業の可能性が高くなりますので、注意が必要です。
3 採用職種
職種に関しては、正直好きな職につけばいいと思います♪ とは言いつつ、平均して諸条件が悪い職種というのは明確に存在します。
ということで、厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」から、勤続年数が短い職種を紹介します。明確な目標がない限りは、この辺りは避けておいた方が無難でしょう(汗) まあ、逆に言えば、明確な目標があれば、他の諸条件なんて気にせず、頑張ればいいとも思います♪
・医療、介護系
・自動車運転系
・理容系
・清掃系
・etc…
なお、職種と勤続年数についての詳細は、下記リンクを参照ください♪
4 新卒給料
これも地方or都会で数万円程度違ってしまうのですが、大卒で19~23万円程度を基準に考えていけばいいと思います。
新卒の金額は高すぎても怪しいですし(実績のない人材に高給を払う理由はないはず)、安すぎても損をみるだけです。基本、給料安すぎの原因は、儲けてないかor経営者がケチの二択なので(汗)
次に給料構成です。基本給の割合が高い方が総じていいと思いますので、基本給の割合が低めな企業は注意しましょう(汗)
また、営業職以外の固定残業制なんかは悪意しか感じませんので(汗)、避けておくことをお勧めしておきます( ゚Д゚)
他には、新卒相手にに採用労働制なんかを適用する企業も、相手にしない方が幸せになれると思います(たまにあります。残業代支払いたくないだけだと思います 汗)
最後に賞与について触れておきます。賞与は月給とは異なり、景気に左右されやすい要素なので、それほど重視していませんでした。しかし、最近「賃金構造基本統計調査」を分析していて、月給よりも賞与額の方が勤続年数・労働時間・残業時間等と相関関係があることが分かりました。ですので、コンスタントにそこそこの賞与が出ている企業をお勧めしておきます♪
5 勤務時間
まずは、曖昧な感じでなく、はっきり記載されていることがポイントです。また、職種によっては仕方ないところですが、変形労働時間制(特に夜勤)は体に負荷が大きいので“低離職率こそ正義(笑)”がポリシーの当相談所としては、お勧めしておりません(汗)
6 年間休日数
100日未満はパス、110日未満は出来れば避けたい、110日超130未満は問題なし(特に120日代は文句なし)、130日以上はホワイト認定といったところでしょうか!?
私の少し上の世代は休みを嫌う(?)傾向がありますが、リフレッシュのための大事な時間ですし(これが出来ないと離職率が上がります 涙)、家族とともに過ごす時間も大切ですよね!?
また、休日の曜日なんかもポイントで、出来れば土日休みがお勧めです。平日のローテーション休みだと、休日でも職場からの問い合わせの嵐で精神的に休日にならないことがありますし(経験者です 涙)、友人等と休みが合わないこともなかなかのストレスだったりします(涙)
7 平均有給取得日数
5.0日未満は法令違反( ゚Д゚)、10日前後で文句なし、15日以上はホワイト認定というのが、当相談所の見解です♪ 有給は給料と異なり、多すぎても怪しいなんてこともありませんので、しっかりみていきましょう♪
8 新卒3年離職情報
まず、ハロワの求人以外は“記載なし”も結構あります(涙) 因みに、ハロワの新卒求人は、この情報の記載は“義務”なので、必ず記載されています。
さて、大卒の3年離職率ですが、30%程度が平均だと言われていますが、これはちょっと高すぎな感じがします。まあ、20%以下なら大きな問題なしってところでしょうか!?
1桁後半なら全く問題なし、前半ならホワイト認定です♪ なお、公務員は3%程度と言われていますし、味の素やヤマハ発動機なんかはこれ以下だったりします( ゚Д゚)
合わせて、平均年齢や平均勤続年数なんかもチェックしておきたいところです♪ 令和3年度の「賃金構造基本統計調査」において、全145職種の平均勤続年数は11.6年、平均年齢は43.1歳となりますので、これを基準じ考えていくのがいいと思います。まあ、この辺りの数字は、かなり職種に依存する感じではありますが(汗)
9 おまけ(パワハラ)
まずは、Gooleや最近はやりの生成系AIとかでチェックしてみましょう♪ 関連会社含め、ハラスメントネタが見つかれなければOKです。
また、匿名掲示板の情報は参考程度に見ることを勧めます。そもそも悪意にある方が書き込んでいる可能性が高いので、情報に偏りがある可能性大です。
なお、中小企業は、この辺りのチェックが難しいところが泣き所だったりします。企業選び自体は、情報が少ない分 中小の方が難しいと思います。
まとめ
まあ、好き放題書いてしまいましたが(汗)、上記条件を全て満たさなければならないといった話ではありません。一つの指標として、参考にして頂ければと思います。
また、当相談所では、この判断基準を元に「企業チェック&検索サービス」も承っておりますので、気になる方はお気軽にお問合せ下さい♪
以上、求人票の勤務条件チェック方法についてでした♪
次回は、「求人紹介側の求人( ゚Д゚)、エンジャパンについて」の予定です。
それでは(^^)
(追伸)
進学・就職・転職・採用などの無料相談をオンラインで承っております。気になる求人も一緒にチェックもしますので、お気軽にどうぞ(^^)
詳細は、下記リンクから♪