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離職率で比較第2弾!、いちよし証券と松井証券の求人・勤務条件を調べてみました!

先日、銀行・保険業界の離職率・勤続年数について色々と調べてみました。
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そして前回は、その内の銀行業を取り上げ、新卒3年離職率が最も高い企業と低い企業の求人・勤務条件を比較してみました。
car-emon.shop今回は、その証券会社編となります。
調査した14社の中で、新卒3年離職率が最も高かった”いちよし証券(56.4%!)”と最も低かった”松井証券(12.5%)”で求人・勤務条件の比較をしてみたいと思います♪

 

本ブログを運営するネット・キャリア相談所と申します。

進学・就職・転職・採用等をテーマにブログを運営しております。
みなさんとって、当ブログが少しでも有益なものであれば幸いです。

 

【目次】

 

今回のターゲット

証券業界への就職に興味がある方、離職率と求人・勤務条件の関係性に興味のある方にお勧めです♪

 

イントロダクション

冒頭で書きましたとおり、前回は対象48銀行の中で新卒3年離職率が最も高い武蔵野銀行と最も低いあおぞら銀行の求人・勤務条件を比較してみました。
結果としては、ほぼ全ての条件で「武蔵野銀行<<あおぞら銀行」となり、離職率と求人・勤務条件には相関性はある、といった結果になっております。
まあ、この比較はあくまで一例ですから、参考程度と思って頂ければと存じます(汗)

今回は、同様な比較を証券会社でやってみようといったお話となります。

さて、証券会社ですが、正直 私の印象は“ブラック業界”でした(汗)
以下、私的なお話となります。
私が初めて入った企業(オーディオメーカー系SE)の話です。
私の先輩に証券会社から転職してきた方がおりました。
その方が、「今の仕事は随分楽だなぁ~♪」ってよく言っていたのです。
しかし、当時を振り返ると全然楽な仕事ではなく結構ブラックな感じで、新人研修期間から徹夜になるような会社でした(涙)
その疑問を元証券マンの先輩にぶつけたところ、「だって、証券マンじゃ、親の葬式も行けないからね~♪」ってさわやかな笑顔で答えてくれました( ゚Д゚)
そんなこともあり、私の中で“証券会社≒ブラック”といった認識があります。

次に、実際にこの業種がブラックかどうか先日調査した金融・保険業界の離職状況を振り返りたいと思います。

上記のとおり、調査した金融・保険業の中でも新卒3年離職率および平均勤続年数ともに最も悪い結果となりました(涙)
やはり、証券会社が色々厳しい業界なのは間違いなさそうです。

そして今回は、そんな証券会社の中でも新卒3年離職率が最も高かった“いちよし証券”(56.4%!)と最も低かった“松井証券”(12.5%)で、求人・勤務条件比較をしてみたいと思います。
また、今回対象した証券会社は14社、うち3年離職率未回答の企業は1社のみといった、なかなか立派な回答率となっております。

なお、今回のデータの参照元は、リクナビ2024・マイナビ2024、有価証券報告書、および大枚はたいて購入したCSR企業総覧(約2万円 ( ゚Д゚))となります。

それでは、本題です。

 

1 企業概要です

まず、2社の概要です。
なお、両社とも東証プライムに株式上場を行っている企業となります。

1)いちよし証券

個人営業(≒リテール営業)主体の中堅証券会社です。

・設立    :1944年
・資本金   :約146(億円)
・従業員数  :931(名)[2021年度]
自己資本率 :3.9%[2021年度]
・営業収益  :17,302(百万円)[2021年度]

2)松井証券

ネット専業大手として有名な証券会社です。

・設立    :1931年
・資本金   :約120(億円)
・従業員数  :168(名)[2021年度]
自己資本率 :8.9%[2021年度]
・営業収益  :30,616(百万円)[2021年度]

今回は偶然(!?)ではありますが、“リテール営業”vs“ネット専業”といった好対照な比較となります。
まず、設立時期及び資本金は、両社ともそれほど変わらない感じです。
しかし、従業員数となると、いちよし証券の方が6倍弱とかなり異なってきます。この辺りは、業務形態の差がはっきり出ている感じです。
そして、自己資本率・営業収益においては、逆に松井証券の方が2倍程度良くなっております。
やはり、オンラインは効率的ですね♪
まとめますと、松井証券の少数先鋭っぷりが目に付く結果となっております。

 

2 採用規模

まず、2社の新卒及び中途の採用についてまとめます。

1)いちよし証券

(新卒)35名前後[約3.7%]
(中途)14名前後[約1.4%]

2)松井証券

(新卒)9名前後[約5.4%]
(中途)記載なし

まず、新卒採用率についてです。
両社で極端な差はなく、4、5%程度となっております。
業種にもよりますが、この値は10%以下程度であれば概ね問題ないものと考えおりますので、両者とも問題ないものと思います。
なお、この採用比率が低すぎる場合、厳正採用というよりは単に人が集まらない可能性もありますので、その辺りは注意しましょう(汗)

次に中途採用ですが、まず松井証券については、今回公開されたデータを見つけることが出来ませんでした。
この項目だけでなく、全体的に情報公開の面では「いちよし証券>>松井証券」といった感じになっております。
当相談所では、求職者にしっかり就職先を選んで欲しいといった意図から情報公開を重視しておりますので、これは減点ポイントとなります(涙)

また、いちよし証券の新卒と中途の採用比ですが、概ね3:1程度であり、比較的一般的な比率となっています。

 

3 採用職種

次に、この2社の新卒における新卒採用職種についてまとめます。

1)いちよし証券

・資産アドバイザー職(全国転勤型)
・資産アドバイザー職(地域限定型)

2)松井証券

・総合職

いちよし証券では“資産アドバイザー職”、松井証券では“総合職”となります。
また、いちよし証券では、今流行り(!?)の“地域職制度”を取り入れております。
リテール営業中心のいちよし証券は、全国に49店舗の支店がありますので、こういった制度は有効なのかもしれません。

一方、松井証券では、こういった制度の記載はありません。
ただ、ネット専業らしく勤務地の記載が本社(東京)とコールセンター(北海道)しかありませんでしたので、こういった制度自体が不要なのかもしれません!?

 

4 給料

次に、この2社の給料についてまとめます。

1)いちよし証券

・初任給(大卒):   235,000(円)[全国転勤型]
            225,000(円)[地域限定型]
・平均年間給与    :6,446,582(円)[2020年度]
・30歳平均賃金   :   257, 521(円)[2021年度]

2)松井証券

・初任給(大卒):  300,000(円)※全額基本給
・平均年間給与   :9, 153, 000(円)[2021年度]
・30歳平均賃金  : 記載なし

まず、松井証券の初任給の高さには驚きます。しかも全額基本給です( ゚Д゚)
当相談所では、基本給が高すぎる企業&安すぎる企業はあまり評価していません。
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しかし、松井証券の場合、初任給は全額基本給ですし、平均年間給与もとにかく高く(おそらく今までで最高)、給料に関してはかなり優遇された企業かと思います。
ただ、30歳平均給与の記載はないのは、少々残念なところではあります。

いちよし証券です。
初任給は、いい案配で全く問題ありません。
平均年間給与は、大企業としては、やや低めな水準ではありますが、問題というほどではありません。
ただ、30歳平賃金が低すぎます! 初任給と2万円しか変わらないというのはちょっと信じられないところです。
あまりにもビックリな金額ではありますので、もしかしたら単純な記載ミスかもしれません( ゚Д゚)

 

5 勤務時間

次に、この2社の勤務時間についてまとめます。

1)いちよし証券

・勤務時間  :8:00~17:00【固定時間制】
・平均残業時間:19.0 時間/ 月

2)松井証券

・勤務時間  :8:30~17:30【固定時間制】
・平均残業時間:28.0 時間/ 月

まず、両者とも固定時間制ですので、勤務制度的には問題なさそうです。
業種によっては仕方のないところはあるのですが、「長く勤める」ことを考えた場合、固定時間制>>変形労働制と考えて間違いありません。体への負荷が全く違いますので。

また、残業ですが、“平均”の時間としては、やや多めといっていいかもしれません(特に松井証券)。まあ、特段問題になるような時間数でもありませんが…。
どちらかと言えば、この数字に含まれない残業(いわゆるサービス残業)があったりしないかの方が心配ではあります。

 

6 年間休日数

次に、この2社の年間休日数についてまとめます。

1)いちよし証券

・完全週休2日制(土日)[年間休日:121日]

2)松井証券

・完全週休2日制(土日)

両者とも“完全週休2日制”で“土日”休みです。
休日に関しては、色々な考え方があるとは思いますが、当相談所では人生を充実させるためには家族や友人と過ごす時間も大切と考えておりますので、基本“土日”休みをお勧めしております。

また、いちよし証券は年間休日数も120日を超えており、この辺りも全く問題ない感じです。
一方、松井証券は日数の記載がありません。“完全週休二日制”といった記載はあるので、120日程度はあるかと考えますが、具体的な日数まで記載あれば安心できるところではあります。

 

7 平均有給取得日数

次に、この2社の有給取得についてまとめます。

1)いちよし証券

・9.6日(付与日数18. 2日、取得率52.8%)[2021年度]

2)松井証券

・8.8日(付与日数18.7日、取得率47.2%)[2020年度]
 ※マイナビのデータでは16.6日[2022年度]

両社ともに9日/年前後の取得となっております。
この数字自体は、全く問題はありません。ただ、最近の大企業においては、10日/年オーバーがざらにありますので、少々物足らない感はあります(汗)

また、松井証券においては、マイナビに掲載されていた2022年度のデータが、2020年度のデータ(CSR企業総覧 参照)と大きく異なっています( ゚Д゚)
この間になんらかの組織改革があったのか、単に記載ミスかは分からないところではありますが…。

なお、年間有給取得数ですが、下記を目途に求人票を見て頂ければと思っております。
・15日以上 ありえないぐらい素晴らしい!
・10日以上 全く問題なし
・ 5日以上  問題はない(でも、もう少し欲しい!?)
・ 5日未満 多分、法令違反!?

 

8 離職情報

次に、この2社の新卒3年離職率離職率、および平均年齢・平均勤続年数についてまとめます。

1)いちよし証券

・新卒3年離職率:56.4%(2019年4月採用55名中、31名が離職)
 リクナビへの掲載なし
離職率    :約7.8%(73名前後が離職/年)
・平均年齢   :44.6(歳)[2021年度]
・平均勤続年数 :15(年)[2021年度]

2)松井証券

・新卒3年離職率:約12.5%(2019年4月8採用名中、1名が離職)
 マイナビへの掲載なし
離職率    :記載なし
・平均年齢   :39.6(歳)[2021年度]
・平均勤続年数 :12.0(年)[2021年度]

まず、いちよし証券の新卒離職率の高さにビックリです! 3年で半分残っていません!
因みに、証券会社14社の平均も29.8%と大企業としては極めて高く、新卒にとって厳しい業種というのは間違いなさそうです。

また、今回調査した証券会社の中で新卒離職率が最も低かった松井証券でも12.7%と“業界で最も離職率が低い企業”としては、物足りない値ではあります。
まあ、松井証券の場合、採用数が少ないので、“率”で判断するのには厳しいところがあるかも知れません。
また、いちよし証券離職率/年は、約8%とやや高めな水準ではありますが、新卒離職率と比べれば随分落ち着く感じはあります。
また、松井証券に関しては、離職率/年の記載はありません(涙)
なお、両社ともにリクナビマイナビ上に新卒離職率は公開しておりませんでした。この辺りは、ぜひ公開して欲しいところなのですが…。

また、平均年齢・平均勤続年数は両社ともにそれほど悪くありません。

なお、全業種全体の平均年齢は43歳、平均勤続年数は13年程度ですから、まあまあな値なのではないでしょうか!?
リクルートなんかは、平均勤続年数は5年程度ですから!
car-emon.shopですので、最初の数年さえ乗り切れば、他業種と同じ感じで勤められるのかも知れませんね!?

 

9 おまけ(不祥事等)

1)いちよし証券

調べたところ、こんな事件があったそうです。

・元課長が詐欺で逮捕
いちよし証券元課長逮捕 顧客の7000万円詐取容疑 - 日本経済新聞

まあ、これは会社が悪いというよりは、元課長本人が悪いとは思うのですが、こういった人物が“課長”、即ち組織の管理者としていたことは、色々心配ではあります(涙)

また、CSR企業総覧には休職者についての情報もありましたので、紹介致します。

・休職者 9名(約1.0%) [2021年度]

100人に1名程度なので、特段心配する数字ではないかとは思いますが、もう少し低くてもいいかとは思います。

2)松井証券

軽く調べたところ、気になる案件が2つほどありました(涙)

・社長が更迭した取り締まりの転職の邪魔をする( ゚Д゚)!
松井証券 更迭した取締役に「競業他社に行くな」→無視してマネックス執行役員に→転職無効求め提訴:MyNewsJapan

う~ん、こういう高圧的な社長の態度はいかがなものなのでしょうか!?
私は給料が良くても、正直一緒に働きたくはありません(涙)

・顧客口座から不正出金
元社員による松井証券の不正出金でSCSKが会見、PLの立場悪用した手口が明らかに | 日経クロステック(xTECH)

これは、松井証券がやったのではなく、システムを受託していたSCSK(システム界の超大手!)の社員がやったことですので、松井証券は被害者と言えます。
ただ、被害者は松井証券の顧客ですから、その面では松井証券にもしっかり監督して欲しいと思うところはあります。

また、松井証券については、休職者についての記載がなく、これも少々残念なところではあります。

 

まとめ(5段階評価付き)

それでは2社の5段階評価です。

いちよし証券 ☆☆☆(普通)
これは、正直迷いました…。
あまりに新卒3年離職率が悪いのと、30歳平均賃金が悪いので“☆☆(悪い)”にしようかとは思いました。
ただ、そういった情報自体はしっかり公開されており、求職者は事前に知ることが出来ることと、その他の項目にそれほど悪い所がなかったので、今回はこの評価としております。

松井証券 ☆☆☆(普通)
これも、正直迷いました(汗)
まず、今まで調べた中では、おそらくトップである給料水準は大変魅力的です。
ただ、情報公開の面がやや弱いところと、やはり不祥事の件(社長のパワハラ!?)が気になり今回の評価としました。
評価については、もちろん給料水準も考慮しますが、当相談所の最優先事項は「長く勤められるか」ですので(汗)

まとめますと、証券会社の場合 離職率の差が、求人・勤務条件とそこまで関係していないのでは、といった結論となります。まあ、給料面を除いてとなりますが。
結果としては、銀行業の真逆となりました(汗)
これは、求人・勤務条件が、“離職率”よりも証券会社といった“業種”そのものと相関性が高かったと考えますが、さていかがなものでしょうか!?

以上、証券会社の離職率と勤務条件の関係についてでした。

次回は、「保険業離職率と勤務条件について」の予定です。
それでは(^^)

 

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