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離職率で比較第3弾!、第一生命と東京海上の求人・勤務条件を調べてみました!

先日、銀行・保険業界の離職率・勤続年数について色々と調べてみました。
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次に金融・保険業界をさらに分類、銀行業、証券業と新卒離職率が最も高い企業と低い企業の求人・勤務条件を比較してみました。
よければ、こちらもご覧下さい♪
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今回は金融・保険業の中では最も安定性が高いと考えていた保険業について、求人・勤務条件を比較を行っていきます。
比較企業は、今回調べた13社中で新卒3年離職率が最も高かった第一生命(33.3%)と最も低かった東京海上(10.4%)となります♪

 

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【目次】

 

今回のターゲット

保険業界への就職に興味がある方、離職率と求人・勤務条件の関係性に興味のある方にお勧めです♪

 

イントロダクション

さて、金融・保険業離職率と求人・勤務条件の比較第3弾、保険業についてです。
先日、金融・保険業全体の新人3年離職率を調べた中で、中央値が業界内で最も低かったのが保険業です。
全社員対象の離職率(単年)も銀行業に次いで低く、金融・保険業の中では安定した業界であると思っております。

また、新卒離職率の回答状況も13社中11社が回答(回答率84.6%)と、なかなか立派なものです。
ただし、上記の調査はCSR企業総覧ベースで行いましたので、超大企業ばっかりだったことは影響しているとは思います(汗)

では、今回の本題である保険業界で最も新卒3年離職率が高かった第一生命(33.3%)と東京海上(10.4%)の求人・勤務条件の比較を行っていきたいと思います。

なお、今回のデータの参照元は、リクナビ2024、有価証券報告書、および大枚はたいて購入したCSR企業総覧(約2万円 ( ゚Д゚))となります。

それでは、本題です。

 

1 企業概要です

まず、2社の概要です。
なお、両社とも親会社(持株会社)があり、これが東証プライムに株式上場を行っている企業となります。

1)第一生命

4大生保と呼ばれる生命保険国内大手です。
なお、現在の第一生命(株)は、持株会社第である一生命ホールディングスの元に再編成された2代目になるとのことです。
・設立    :2016年
・資本金   :60,000(百万円)
・従業員数  :52, 384(名)[2021年度]
自己資本率 :6.7%[2021年度] 
  ※第一生命ホールディングスの連結
・経常利益  :5,855,703(百万円)[2021年度] 
  ※第一生命ホールディングスの連結

2)東京海上

3メガ損保の中でも、売上No1のスーパー損保会社です。東京海上火災保険日動火災海上保険が2004年に合併して設立された企業となります。

・設立    :2004年
・資本金   :101,994(百万円)
・従業員数  :17,008(名)[2021年度]
自己資本率 :14.76%[2021年度] 
  ※東京海上ホールディングスの連結
・経常収益  :5,863,770(百万円)[2021年度] 
  ※東京海上ホールディングスの連結

今回は生保と損保の大手同士の比較になります。
両社とも保険業再編等の影響で、2000年代に入って再出発しています。
資本金は東京海上が大きく上回りますが、従業員数は逆に第一生命の方が多くなります。
生保と損保の違いが影響しているのでしょうか!? ただ、基本的には資本金と従業員数は比例するはずなので、この点だけで考えれば東京海上の方が印象はいいです。
また、自己資本率も東京海上の方が良くなります。

なお、経常収益に関しては、ほぼ同等となります。
少ない資本でしっかり稼いだと考えれば第一生命に軍配は上がりますが、少ない人数でしっかり稼いだと考えれば東京海上に軍配が上がる結果となります。
全体的には、どっこいどっこいって感じでしょうか!?

 

2 採用規模

まず、2社の新卒及び中途の採用についてまとめます。

1)第一生命

(新卒)421名(0.8%)[2021年度]
(中途)102名(0.2%)[2021年度]

2)東京海上

(新卒)603名(3.5%)[2021年度]
(中途) 44名(0.3%)[2021年度]

まず、新卒ですが、採用人数自体はそれほど変わりません。
ただし、第一生命の方が従業員数が多いことから、採用比率は東京海上の方が大きく上回ります。
なお、当相談所としては、東京海上の比率の方が適当と感じますし、第一生命の比率(0.8%)は低すぎるって思います。従業員数or採用人数のどちらか、集計間違えたりしていませんでしょうか!?
まあ、今回の数字があっていると仮定しますと、新卒採用が上手くいっていない可能性があるかもしれません!?

 

3 採用職種

次に、この2社の新卒における新卒採用職種についてまとめます。

1)第一生命

・オープンコース:基幹総合職(G型・R型)
・オープンコース:基幹業務職A型

色々小難しい単語が並びますが(汗)、基本的に総合職と一般職(≒業務職)の募集となっています。G型は総合職、R型及びA型は地域限定職と考えて頂ければ問題なしです。

また、オープンコースのほかにスペシャリティコースとして、基幹総合職(G型・R型)があり、「IT・システム、建築・設計、etc…」の採用を行っていますが、オープンコースとは別選考とのことで、今回の比較の対象外とます。

2)東京海上

・総合職
・エリア総合職

両社とも基本的な区分けは一緒で、大まかには
・全国異動ありの総合職職
・地域採用の総合職、一般職(第一生命のみ)
と考えればいいかとは思います。

 

4 給料

次に、この2社の給料についてまとめます。今回は初任給の表記が色々とややこしいので、緑色に着色しておきます。

1)第一生命

・初任給(大卒)

 基幹総合職G型:270,470(円)(固定残業代含む)
  ※固定残業代/月:50,470円/30時間
 基幹総合職R型:月給:245,880(円)(固定残業代含む)
  ※固定残業代/月:45,880円/30時間
 基幹業務職A型:月給:221,300(円)(固定残業代含む)
  ※固定残業代/月:41,300円/30時間

・平均年間給与 :4, 125, 400(円)[2021年度]
・30歳平均賃金 :  469, 893(円)[2021年度]

2)東京海上

・初任給(大卒):
 総合職   :248,670(円)
  ※基本給:248,670円
 エリア総合職:209,350(円)
  ※基本給:209,350円

・平均年間給与 :7, 725, 842(円)[2020年度]
・30歳平均賃金 : 395, 695(円)[2021年度]

まず、初任給についてです。
目に付くのは、第一生命の金額の高さです。ただし、第一生命は固定残業制をとっており、これを差し引くと、東京海上の方が高額となります( ゚Д゚)
基幹業務職A型なんて固定残業代を引いたら正味18万円ですから地方の中小企業以下の金額ですので、正直安すぎです( ゚Д゚)
なお、当相談所としては、営業職以外の固定残業制は反対の立場ですが、保険会社の総合職の場合、営業的な要素もありそうなので、微妙なことろです。
ただ、固定残業制を使って見せかけの給料を良くするのは、あまりいい気分ではありません。
なお、基本給については、高すぎても安すぎても、あまりいいことはないかと考えています。

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次に平均給与と30歳平均賃金です。

平均給与は第一生命<<東京海上で、2倍近い差がついています。
ただ、30歳平均賃金になるとこれが逆転して第一生命>>東京海上となります。
何だか、おかしいですね!?
個人的には、第一生命側の平均給与か30歳平均賃金が間違っているような気がするのですが…。それとも、賞与等の集計方法が違うのでしょうか!?
まあ、経常収益と従業員から推定するに、平均年間給与の方を信用しておけば問題ないと思ってはおります。

 

5 勤務時間

次に、この2社の勤務時間についてまとめます。

1)第一生命

・勤務時間  :9:00~17:00【固定時間制】
 ※フレックスタイム制あり
・平均残業時間: 4. 8時間/ 月
 ※リクナビでは5.2時間/ 月[2021年度]

2)東京海上

・勤務時間  :9:00~17:00【固定時間制】
・平均残業時間: 11. 2時間/ 月

勤務時間制度は、両社とも問題ないと思います。
業種によっては仕方のないところはあるのですが、「長く勤める」ことを考えた場合、固定時間制>>変形労働制と考えて間違いありません。体への負荷が全く違いますので。

また、残業時間も、両社とも問題ないレベルだと思います。

 

6 年間休日数

次に、この2社の年間休日数についてまとめます。

1)第一生命

・完全週休2日制(土日)[年間休日:120日]

2)東京海上

・完全週休2日制(土日)[年間休日の記載はなし]

休日についても、両者完全週休2日制(土日)で問題ないと思います。
また、東京海上は具体的な日数の記載がなかったので少々残念ではありますが、問題はないでしょう。

なお、休日は日数のみならず曜日も大事と思っています。当相談所では、”家族行事”等を考慮して土日祝休みをお勧めしています♪

 

7 平均有給取得日数

次に、この2社の有給取得についてまとめます。

1)第一生命

・13.6日(付与日数19.4日、取得率70.1%)[2021年度]

2)東京海上

・22.5日(付与日数30日、取得率75.2%)[2021年度]
 ※リクナビでは17.3日(2021年度)

この点においても両社とも、全く問題ありません。
また、東京海上については、CSR企業総覧に掲載されていた日数とリクナビに掲載されていた日数がかなり異なります。
有給の年度持ち越しあたりの集計による違いと考えましたが、真相は?です。
まあ、どちらの数字であっても全くもって問題はありませんので、あまり考えても仕方のないところとは思いますが(汗)

なお、年間有給取得数ですが、下記を目途に求人票を見て頂ければと思っております。
・15日以上 ありえないぐらい素晴らしい!
・10日以上 全く問題なし
・ 5日以上  問題はない(でも、もう少し欲しい!?)
・ 5日未満 多分、法令違反!?

 

8 離職情報

次に、この2社の新卒3年離職率離職率、および平均年齢・平均勤続年数についてまとめます。

1)第一生命

・新卒3年離職率:33.3%
(2019年4月採用769名中、256名が離職)
 ※リクナビへの掲載なし
離職率    :約0.5%(270名前後が離職/年)
・平均年齢   :47. 8(歳)[2021年度]
・平均勤続年数 :12. 7(年)[2021年度]
 ※リクナビでは14.0(年)[2022年度]

2)東京海上

・新卒3年離職率:10.4%
(2019年4月採用578名中、60名が離職)
 ※リクナビへの掲載なし
離職率    :約3.2%(543名前後が離職/年)
・平均年齢   :42.1(歳)[2021年度]
・平均勤続年数 :15.6(年)[2021年度]

 ※リクナビでは12.2(年)[2022年度]

今回、保険業で新卒3年離職率が最も高い企業、低い企業をピックアップしましたが、最も高い第一生命でも33.3%と特段悪い訳でなく(少なくとも銀行業や証券業はもっと悪かった)、低い企業でも10.4%と特段良い訳でもありませんでした(1桁前半って企業も普通にありますので)。
ですので、新卒離職率においては保険業全体的に良くも悪くも安定しているといっていいと思います。

また、平均年齢は第一生命の方が高く、平均勤続年数については、東京海上の方が長くなります。
上記2で示した通り、中途採用率はそれほど変わらないので、少々腑に落ちない結果ではあります。
個人的には、今回参照した第一生命のデータに所々腑に落ちない数字が計上されていますので、何等か集計方法が異なっているのかもしれません(一部職種限定、一部子会社含むなど)。
総じて、東京海上の方が自然な数値とは感じます。

 

9 おまけ(不祥事等)

保険業界の不祥事と言えば、2005年~2008年におこった「保険金不払い事件」になるかと思います。

保険金不払い事件 - Wikipedia

残念なことに、この両社も無関係ではありません(涙)
また、三菱自動車リクルートを見れば分かることですが、企業は結構不祥事を繰り返す体質があったりしますので、今後も注意が必要でしょう。

次に、各々の不祥事についてみていきます。

1)第一生命

他にこんな事件がおこっています。

・2006年 配当不払い発覚
第一生命保険 - Wikipedia

・2020年 営業職員の詐欺発覚
第一生命で営業職員の不祥事が相次ぐ「なぜ」 稲垣精二社長に聞く保険販売チャネルのあり方 | 金融業界 | 東洋経済オンライン

保険会社も結構不祥事多いですね…(涙)

また、休職者の情報も公開されています。

・休職者 127名(0.2%) [2021年度]

100人オーバーと人数としては多いのですが、そこは社員数が5万人以上いる企業ですので、休職率とすれば極めて小さく、問題なしといっていいでしょう。

2)東京海上

残念ながら東京海上も、こんな事件をおこしています(涙)

・2023年 不当なカルテルを主導
東京海上、主導的役割認める 損保4社「価格調整」 - 産経ニュース

やはり、保険会社は不祥事が多い印象です…

なお、休職者の情報については、掲載がありませんでした。

 

まとめ(5段階評価付き)

それでは2社の5段階評価です。

・第一生命 ☆☆☆(普通)
保険業界で最も3年離職率が高かった”企業ですが、率自体はそれほど高い訳ではなく、他の数値データも、東京海上にはやや劣るもの、悪いというほどではないので、☆☆☆(普通)としました。
ただし、給料面の固定残業制は、当相談所的にはかなり印象が悪かったことは言っておきたいと思います。
合わせて、これは企業そのものの評価ではないのですが、CSR企業総覧の掲載データが今一つ腑に落ちないものが多く(掲載ミス?、集計方法の問題?)、評価しづらいといったころがありました(汗)

東京海上 ☆☆☆☆(良い) 
実は、【マイナビ・日経】2024年卒大学生就職企業人気ランキングの文系総合で第2位に入っている超人気企業だったりします。
【マイナビ・日経】2024年卒大学生就職企業人気ランキング | マイナビキャリアリサーチLab

それでは、何故☆☆☆☆☆(最高)としなかったのでしょうか?
数値データは、どれも素晴らしいいのですが、やはり不祥事をおこす企業に☆☆☆☆☆(最高)はつけられません、というのが当相談所の考えです。
しかも、カルテルの主導って…( ゚Д゚)

また、この企業もリクナビ上では、3年離職率を公開していません。国が公開を進めている案件ですし、求職者のためにもなることですから、積極的に公開して欲しいところです。

業界全体としては、不祥事関係以外は特段悪いところはないのですが、やはり不祥事は大問題なのです。上にも書きましたが、不祥事を起こした企業は、結構繰り返します( ゚Д゚)
保険業に就職希望の方は、その点には十分気を付けるべきとは思います。
また、離職率と求人・勤務条件の比較ですが、今回は総じて第一生命<<東京海上だったと思います。結果的には、銀行業に近いもので(新卒離職率と求人・勤務条件に相関がみられる)、証券業(はっきりした相関がみられない)とは異なる印象でした。
以上、保険会社の離職率と勤務条件の関係についてでした。

次回は、「リース、カード業の離職率と勤務条件について」の予定です。
それでは(^^)

 

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