ネット・キャリア相談所

「長く勤めることが出来る就職をしよう♪」をポリシーに会社選びから就職試験の支援をしております。本ブログでは、これに役立ちそうな情報を週1回発信しています♪

総合化学メーカーで離職率が低かった住友化学と、高かった昭和電工(現:レゾナック)で求人・勤務条件を調べてみました♪

ここのところ“化学業界”をネタにしたブログを書き続けております♪
今回は化学業界大手の“総合化学メーカー”にて、離職率が低い企業と高い企業の求人・勤務条件を比べてみようかと思います(汗)

本ブログを運営するネット・キャリア相談所と申します。

進学・就職・転職・採用等をテーマにブログを運営しております。
みなさんとって、当ブログが少しでも有益なものであれば幸いです。

 

【目次】

 

今回のターゲット

化学業界、しかも大手(!)に興味がある方、また離職率と求人・勤務条件の関係性に興味のある方にお勧めです♪

 

イントロダクション

さて、今まで調べた感じでは、化学業界は優良物件と思えております♪
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ただ、以前調べた金融・保険業界と比べると1社当たりの採用規模が小さいのも事実です。
そこで今回は化学業界でも大手、“総合化学メーカー”に登場して貰うことにしました♪

今回調べた化学業界132社のうち、“総合化学メーカー”に分類(分類の基準は私の独断ですが 汗)したのは次の6社です。

昭和電工
旭化成
東亞合成
三井化学
三菱ケミカルグループ
住友化学

東亞合成を除く5社は、100名以上の新卒採用(東亞合成も50名以上採用)している大企業となります。

また、6社のいずれも新卒3年離職率はさほど悪くないのですが、その中でも最も低い企業と高かった企業は次のとおりとなります。

住友化学  7.0%(Min)
昭和電工   18.9%(Max)

ですので、今回はこの2社で求人・勤務条件を比較しようかと思います。

それでは、本題に入りますが、今回のデータの参照元は、リクナビ2024、マイナビ2024、有価証券報告書、両社のホームページ、および大枚はたいて購入したCSR企業総覧(約2万円 ( ゚Д゚))となります。

また、回答時期の違いや集計方法の違い(!?)が原因かと思いますが、情報ソース毎で数値が若干異なるものが何点かありましたが、基本CSR企業総覧の値を掲載しています。

 

1 企業概要です

今回比較する企業の概要となります。

1)住友化学

総合化学メーカー大手の一角で化学製品の研究・製造・販売を行っている会社です。
また、有価証券報告書を見ると 特に情報電子化学、健康・農業関連事業、医薬品の3分野に多く人員を配置していますから、力を入れているのはこの分野だと思います。
因みに、今の経団連の会長は この企業の会長だったりします。

・設立    :1925年
・資本金   :89,699(百万円)
・従業員数  :6,488(名)
 [2021年度] ※単体
自己資本率 :21.2(%)
 [2021年度]
・経常利益  :68,488(百万円)
 [2021年度] ※単体

2)昭和電工

今年度(2023年)、昭和電工昭和電工マテリアルズ(旧 日立化成)が合併し、持株会社のレゾナック・ホールディングス(東証プライム上場)と事業会社のレゾナックが誕生しております。
有価証券報告書を見ると半導体電子材料、次いでモビリティ(≒自動車部品)に多く人員を配置しています。

・設立    :1939年
・資本金   :182,146(百万円)
・従業員数  :3,298(名)
 [2021年度] ※単体
自己資本率 :37.7(%)
 [2021年度]
・経常利益  :49,314(百万円)
 [2021年度] ※単体

設立時期は両社とも戦前(!)、資本金が大きく昭和電工(現:レゾナック)の方が多いのは合併の影響でしょうか?
これに伴い(?)、自己資本率も昭和電工(現:レゾナック)の方が高くなっています。

一方、従業員数および経常利益では住友化学に軍配があがります。
まあ、どちらにしろ間違いのない大企業です♪

 

2 採用規模

次に、この2社の新卒及び中途の採用の規模についてまとめます。

1)住友化学

(新卒)192名(3.0%)[2021年度]
(中途) 73名(1.1%)[2021年度]

2)昭和電工

(新卒) 70名(2.1%)[2021年度]
(中途) 22名(0.7%)[2021年度]

まず、新卒採用についてです。
両社ともに2~3%程度となっています。
この採用比率については、業種や職種等によって大きくことなりますが、当相談所としては2~10%程度が妥当ではと考えておりますので、2社とも問題ないものと判断します。

なお、採用比率は、少なすぎても(採用が失敗している可能性あり!?)、多すぎても(大量離職の可能性あり)よくないのではと思っております。

次に中途採用についてです。
両社とも比率自体は少ないのですが、新卒採用比で考えれば(両社とも新卒の1/3程度を中途で採用している)、そこそこ採用を行っているといっていいのではと思います。

 

3 採用職種

次に、この2社の採用職種についてまとめます。

1)住友化学

まず新卒採用についてです。

・事務系クリエイティブスタッフ
 (総合職)
・技術系クリエイティブスタッフ
 (総合職)
・事務系プロフェッショナルスタッフ
・技術系プロフェッショナルスタッフ

ちょっとカッコいい(!?)横文字が並びますが、要は総合職と一般職で それぞれ技術系と事務系を募集しているということです。
まあ、スタンダードな募集職種といっていいと思います。

次に中途採用の情報についてです。
上記21)のとおり採用比率は多くありませんが、住友化学のホームページからキャリア登録を行って、その後採用担当者がマッチングする仕組みでの応募が出来るようです。
興味のある方は、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

キャリア登録 | 経験者採用情報 | 採用情報 | 住友化学株式会社

2)昭和電工

まず新卒採用についてです。

・技術系総合職
・事務系総合職

こちらは、住友化学とは異なり総合職のみの採用のようです。

次に中途採用の情報についてです。
こちらも住友化学同様、ホームページからキャリア登録を行って、その後採用担当者がマッチングする仕組みを採用しております。
興味がある方は、登録してみて下さい。

キャリア登録|レゾナック 経験者採用サイト

 

4 給料

次に、この2社の給料についてまとめます。

1)住友化学

・初任給(大卒)
       クリエイティブスタッフ
  :237,400(円)
       プロフェッショナルスタッフ
  :206,000(円)
・平均年間給与   :8,835,658(円)
 [2021年度]
・30歳平均賃金 :  326,400(円)
 [2021年度]

2)昭和電工

・初任給(大卒) :240,000円(円)
 ※全額基本給
・平均年間給与   :7,212,000(円)
 [2021年度]
・30歳平均賃金 :  365,820(円)
 [2021年度]

まず初任給ですが、両社とも やや高めではあるものの、適当な金額設定かと思います。
この金額設定ですが、高すぎても低すぎてもよくないと考えています。

car-emon.shopまた、住友化学の総合職と一般職の金額差は、あまり開きがない部類かと思います。
ユニクロ等はもっと差があったりしますので。

car-emon.shopこれを良いとするか悪いとするかの判断は微妙なところですが、一般職希望の方でも満足しやすい環境とは言えるでしょう。

一方、昭和電工も初任給の全額が基本給設定されており、素晴らしいと思います♪

次に平均年間給与と30歳平均賃金についてです。
30歳平均賃金は昭和電工(現:レゾナック)の方が高くなりますが、平均年間給与は住友化学が大きく上回ります。
ですので、住友化学は30歳以降の給与の伸びがかなり良いのでは、と推定出来ます。
長く勤める価値のある企業といえますし、当相談所のポリシー「長く勤めることが出来る就職先を探そう♪」との合致度も高い企業だと思います。

 

5 勤務時間

次に、この2社の勤務時間についてまとめます。

1)住友化学

・勤務時間  :フレックスタイム制
 標準労働時間(1日):7時間50分
・平均残業時間:21.9時間/ 月

2)昭和電工

・勤務時間  :9:00~17:45
 ※事業所ごとに始業・終業時間
  は異なる
 (フレックスタイム制導入あり)
・平均残業時間:21.1時間/ 月

まず、勤務時間ですが、両社とも問題ないものと思います。
住友化学については、フルフレックスと思われる記載でした。
変形労働時間制のような問題(体への負荷が大きい)はないと思いますが、自己管理がだらしのない方には不向きな制度かとは思います(汗)

なお、業種によっては仕方のないところはあるのですが、「長く勤める」ことを考えた場合、固定時間制>>変形労働制と考えて間違いありません。

また、平均残業時間は両社とも20時間オーバーとやや多めではありますが、製造業を抱える企業は、だいたいこんなものなのです。
ですので、残業が嫌いな方は、避けておいた方が無難な業種かとは思います(汗)

 

6 年間休日数

次に、この2社の年間休日数についてまとめます。

1)住友化学

・完全週休2日制 [年間休日:124日]

2)昭和電工

・完全週休2日制 [年間休日:123日]

日数的には全く問題ありません。

また、曜日については、特段記載がありませんでした。

当相談所では、”家族行事”等を考慮して土日祝休みをお勧めしていますので、知りたかったところではありますが、おそらく職種によって異なるのだと思います。
ただ、業種的に“全く土日が休めない”なんてことはないとは思っていますので、その辺りは安心していいのではないでしょうか!?

 

7 平均有給取得日数

次に、この2社の有給取得についてまとめます。

1)住友化学

・15.2日
(付与日数20日、取得率76.2%)
 [2021年度]

2)昭和電工

・14.6日
(付与日数19.5日、取得率74.9%)
 [2021年度]

両社とも素晴らしいものです♪
最近、大手企業ばっかり調べていますので、これが普通に見えてきましたが(汗)、地方の中小企業のほとんどは、こんなではないとは思います(涙)

なお、年間有給取得数ですが、下記を目途に求人票を見て頂ければと思っております。
・15日以上
 ありえないぐらい素晴らしい!
・10日以上 全く問題なし
・ 5日以上  問題はない
・ 5日未満 多分、法令違反!?

 

8 離職情報

次に、この2社の新卒3年離職率離職率、および平均年齢・平均勤続年数についてまとめます。

1)住友化学

・新卒3年離職率:7.0%
(’19年4月採用名186中、13名離職)

離職率 :1.4%(90名が離職/年)
 [2021年度]
・平均年齢  :41.2(歳)
 [2021年度]
・平均勤続年数:15.4(年)
 [2021年度]

2)昭和電工

・新卒3年離職率:18.9%
(’19年4月採用148名中、28名離職)

離職率 :1.9%(63名が離職/年)
 [2021年度]
・平均年齢   :41.1(歳)
 [2021年度]
・平均勤続年数 :17.1(年)
 [2021年度]

まず、住友化学は新卒3年離職率リクナビ上にしっかり公開しており、これは素晴らしいと思います。
一方、昭和電工(現:レゾナック)はマイナビ上には公開しておらず残念なところです。
新卒3年離職率は、政府が求職者のために公開を勧めている制度ですから、ぜひ公開して欲しいと思います。

また、新卒3年離職率自体ですが、住友化学の7.0%はなかなか立派なものですが、昭和電工(現:レゾナック)の18.9%も決して悪いものはないと思います。
ただ、公務員や大企業の一部には、一桁代前半なんてこともありますので、極めて低いって訳ではありません。

一方、単年離職率(新卒以外も含む)は両社1%台と素晴らしく、入社してしばらく経てばかなりの割合で定着する企業と推定出来ます。

また、平均年齢・平均勤続年数も両社似通っており、平均年齢は概ね全業種の平均、平均勤続年数は全業種の平均を上回っております。
この辺りから推定するに、中途採用でもそ若年層中心の採用を行っていることが推定出来ます。

 

9 おまけ(不祥事等)

1)住友化学

パワハラやセクハラ等、記事になっているような不祥事は見つかりませんでした。
なお、自社が起こした不祥事ではありませんが、出資企業が水道管の塗料に規格外製品を使用したとして問題になったことがあります。

経団連会長「遺憾」 住友化学、水道管塗料問題のメーカーに出資:朝日新聞デジタル

また、休職者については、次のとおりです。

・休職者 ~ 記載なし

基本、情報公開においても素晴らし住友化学ですが、残念ながら これだけ未掲載でした(涙)

2)昭和電工

組織的な不祥事が周期的におこっています(涙)
次に、主なものをピックアップしておきます。

昭和電工事件(1948年)
 ~ 汚職事件
昭和電工事件 - Wikipedia

第二水俣病(1965年)
 ~ 環境汚染
第二水俣病 - Wikipedia

トリプトファン事件
(1980年代末〜1990年代前半)~健康被害
名古屋生活クラブ:昭和電工のトリプトファン事件について

・川崎公害(1980年代〜1990年代)
 ~ 環境汚染
川崎公害 - Wikipedia

・排水データ偽装事件(2004年)
昭和電工:排水データを改ざん 県や市原市「公害防止協定、見直しも必要」 /千葉 | 土居川まつり - 楽天ブログ

前にも書きましたが、やはり不祥事を起こす企業は繰り返すものですね(涙)
リクルートとか三菱自動車(≒三菱ふそう)なんかもこんな感じですから…。
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また、休職者については、次のとおりです。

・休職者 18名(0.3%) [2021年度]

これが記載しているのは素晴らしいですし、休職率0.3%といった値も素晴らしいと思います。

 

まとめ(5段階評価付き)

住友化学 ☆☆☆☆(良い)

基本、何をとっても素晴らしいと思います。
“☆☆☆☆☆(最高)”と評価しても良かったのですが、休職者情報が掲載されていなかったため、評価を一つ下げております。
厳しすぎたでしょうか!?(汗)
いずれにしろ、限りなく“☆☆☆☆☆(最高)”に近い“☆☆☆☆(良い)”とお考え頂ければ幸いです。

昭和電工(現レゾナック)
 ☆☆☆(普通) 

やや給料条件が住友化学にやや劣る点、新卒離職率がやや高い点(というほど高くもないのですが 汗)以外は、ほぼ同条件といっていいと思います。
それでは、何故評価を2段階も落としたのでしょうか?
一言で言えば、“不祥事起こし過ぎ!”が理由です。
何度も書きますが、基本 不祥事を起こす企業は繰り返す傾向が極めて強いです。
そういった企業を人様に勧めるのは、なかなか起きないものです(汗)
ただ、その他の条件は本当に素晴らしく“☆☆(悪い)”とも出来ませんでしたので、“☆☆☆(普通)”と評価した次第です。

総じて、昭和電工の不祥事を除けば 素晴らしいものかとは思いました。
化学業界、なかなか隙がないですね♪

以上、総合化学メーカーの求人・勤務比較についてでした。

次回は、「化粧品メーカー大手2社で求人・勤務条件を比較してみます」の予定です。
それでは(^^)

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